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ドバイ移住 住人か放浪者か

学校の勉強は役に立つのか

小中学校の勉強が、大人になって役に立つの?と子どもに質問されたことがありませんか? 計算は電卓が、文章を手書きすることも少なくなりました。

海外で子育てして気づいたのは、世界中の子どもたちが同じことを勉強をしていることです。歴史は、住む国によってポイントが違ったり、時代の流れとともに変わりますが、ルートや微分積分が役に立つとか立たないとかに関係なく何十年も変わらずに、世界中の子どもが学んでいるのです。これって、凄くないですか。

教科書を読む、ポイントを掴む、計算や漢字を反復練習する、目標を立て取り組む、達成感、そしてステップを積み上げる、時には競争する、テスト結果に歓喜したり落胆する、行儀など、国に関係なく、生きるのに必要な土台作りや精神的な修行をしているのではないでしょうか。

訓練が活かされるとき

世界中の情報が翻訳され、あっという間に国境を超えて、伝言ゲームのように勝手気ままにネット発信される現代、本当に信頼できる情報を選び出すのは至難の業です。

学校で学ぶことは、自分で選ばなくても信頼できることだけでした。今、私たちはネットで検索した情報の中から、教科書のように信じられるものを選別しなければなりません。小学校の訓練を活かすときです。最初の発信者の意見は翻訳されたり、巡りめぐって何人もの人たちの意見が混じり変わっていきます。手元にある情報を鵜呑みにしていませんか?


移住してみないとわからない

ドバイ移住して日の浅い人が発進するドバイ情報は、信じられますか?
2020年から、コロナ禍で外出もままなりません。ドバイには、世界中の国からたくさんの人が働きに来ています。私たちも、労働者のひとりであることを忘れてはいけません。炎天下で草取りをしてる人が、国へ帰れば大きな家を持っていることもあります。日本人の私たちは、それぞれの国の事情や働き方について、何も知らないと言っていいです。鎖国していたちっぽけな島国の私たちが、どこから攻め込まれるかわからない大陸で育った人のことを見たまま話してはいけません。


英語を話すパキスタン人とそうじゃないパキスタン人、教育の差ではなく、生きる力を持ってるかどうかの違いです。「一旗あげるぞ」と意気込んでいる人は、数日で英語がペラペラです。恵まれた生活をしてきた私たちと、気合が違います。日本人のYoutuberが、”俺はドバイを知ってるぜ”とばかりに話していますが、世界を知らなすぎて笑えます。ひとりの人から聞いた話で、何もかもわかりません。元主人がパキスタン人ですから、パキスタン人、イスラム圏の人については知識を持っています。

ドバイに移住された方、人の意見に惑わされず、自分の目で見て、当事者に聞いて、自分の肌でドバイを感じてください。それが、住人になる第一歩です。

最近のYouTubeで、欧米に住む日本人の”移住失敗”とか”物価高で苦しい”というタイトルを見かけます。どこに住んでも努力は必要で、命懸けぐらいの気持ちで頑張らなければ夢は夢のままです。努力は必ず報われるものです。

一年を通して寒いことがないドバイの生活は、血液の流れがよく疲れにくく、私には離れ難い環境です。家族扱いしてくれるUAEの友達や顧客に恵まれ、物価上昇にへこたれず頑張らなきゃと思うわけです。

何に幸福を感じるか

お金がわんさか稼げて、時間もたくさんありモノに囲まれる生活と、困らない程度のお金を稼ぎ、信頼できる友達と笑いに溢れた生活、大きくふたつに分かれるかと思います。

山盛りの財産はないですが、私には病気を治す姿勢の知識があって、多くの人がそれに興味津々です。なかなか取っ掛かりができないUAEの人たちとは、私が病気や不具合を治したことで信頼関係が築けました。医者も薬も不要で痛みが取れ、面倒なエクササイズなしで体の使い方を変えるだけで痩せるという理想の健康法ですから、彼らが私を手放しません。みんなの笑顔が私の幸せです。ドバイで出会う人たちは、国籍問わずに垣根が低くつきやいやすいと思います。どんなお金持ちでも、リスペクトがあります。マダムはポライトだねと言われると、心の余裕のある住人になれているとほくそ笑むのです。


自分で見て聞いて、ときには触って確かめることも必要です。日本は、統一教会で大変なことになっているようですが、どこに住んでも地に足のついた生活を心がけましょう。事実、足裏で地面を踏まないと血液は流れません。自分が研究してきたこと、自分の知識で人を助けるとか笑顔にできるよう生きられたらいいですね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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