MINDHACKというお花畑ゲーム。
マインドハックというゲームをプレイしての感想ブログを書きました。
近未来の作品で悪い人間は書き換えてしまえば良い、みたいな非人道的だがそれも一つの手段であると考えさせられる話。
このゲームの解説に札付きのワルどもを善人に更生させるとあり、体験版のユーニッドのほかに、怪物や魔王など規模のでかい方々の頭の中を覗いていくことになるもよう。
そうなると、どうやってそんな奴らを収監できたんだろって思うが今は憶測の域を超えないというか製品版になるまで見守るが吉だ。
リアルな人間じゃなくて、あえて他種族だからこそ問題提起が出来るというメッセージを残すことが出来る。そして、仮に人殺しに長けた輩であっても現実に存在しないものだから現実っぽくみえてリンクしない。
とはいえ、どうなんだろ?
心を入れ替えたのは本人だけだし、被害者の傷を癒すことになるわけじゃない。不良が万引きやら喧嘩やらの騒動で迷惑をかけたが、大人になって落ち着き善行に勤しむ姿に被害者は心改めるという、まだ許される行為だが。
しいて言うならば「デスノート」の月が、一時的に放棄して記憶を失った時、裁きを下した間違った正義感の男が、かつての正義感溢れる青年に戻った時があるが、あんな感じで生まれ変わっても今までのことは、これから償います。となっても当事者はどういう感情で向き合えばいいかわからない。
このゲームだけじゃないが、被害者やその周りの人達の描写をあまり描かずに、犯罪者を際立たせるのが構図として普通なのだが、どうしても「こいつら」によって歪まされた人たちはその後ってどうなんだろ、どうなってしまうんだろって考えてしまう。
テレビのニュースで殺人事件など痛ましい事件で、「今ある情報のみ」で「その後」をあまり重要視しない。そこまで追う必要がないと、結局その場かぎりの感情でしかない場合もある。
アニメ・漫画は悲劇があったらその場で終わってしまうが、現実だと暗転先にある未来は死ぬまである。
架空の世界でそこまで考えなくてもいいはずなのだが、そういう視点でモノを見る癖は抜けない。強い先入観とそこから色々修正していく柔軟な思考が大事なのだなと、「みんながいってるから」という逃げなんてしたくないすね。
すごく売れるよ!とか安易に言えないが、先にも述べた「逆転裁判」のような個性的なキャラクターと進み方。それでいて人間の抱える、闇を書き換えるだけで平和になるのか。考えさせられるゲームだった。というかこれからか!
やっぱりインディーゲームは止められない。
そうか・・・刺す方だから刺される気持ちがわからないのか。なるほどなぁ。と、ウィットなジョークに期待してsteamに登場を待っています。
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