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パターンの「タイルサイズ」が計算できない時は「型紙」を使おう
#本日のイラレ #Illustrator
— イラレ職人 コロ (@coro46) August 3, 2019
七宝文様のつくりかた その2。
前半の線ver.は前回のまま。後半の塗りver.をちょっと改良しました。 pic.twitter.com/TqTTLKzLAh
和柄本などでお馴染み、Illustratorのパターン機能。ベースとなるオブジェクトを一定の配置でループさせることで、簡単にパターンを制作することができるツールです。
今回はパターンを自作する際に便利な「型紙」という考え方を解説します。
基本:パターンはタイルサイズでループする
まず、パターンには[タイルサイズ]という数値があります。パターン編集中に、オブジェクトの周囲にある青い枠のことです。この枠を隙間なく敷き詰めたものがパターンになります。
デフォルトではパターン化した際のオブジェクトと同じサイズなので、オブジェクトが隙間なく敷き詰められます。しかしパターンオプションから数値を変更し、タイルサイズの方が大きくなると、上図のように余白のあるパターンになります。
例題1:オブジェクト>タイルサイズの場合
これは千鳥卍(ちどりまんじ)という和柄です。左のようなオブジェクトを縦横に隙間なく敷き詰めることで出来上がるのですが、オブジェクトよりタイルサイズの方が小さいのです。
つまり、ベースのオブジェクトをそのままパターン化すると、上図のように隙間が空いてしまいます。数値を手作業で修正して詰めることもできますが、こういう場合は「型紙」を使う方が便利です。
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