デザインの守破離『愛されるデザイン』 #デザボン
おそらく、デザイン初心者は読まない方が良い。これは、劇薬だ。
そもそも「愛されるデザイン」とは何か。
ただ機能するだけ、消費されるだけでは終わらない。「愛されるデザイン」を、様々な角度から模索したデザイン評論書です。
僕はこの本を読んで、「守破離」という言葉を思い浮かべました。
教えや型を守り、他の考えも取り入れ型を破り、教えから離れて独自の形を作る。武道などの修行の段階を表す言葉です。
法則を知らなければ、法則以上の答えは出せない。法則を理解していなければ、新しい法則を導けない。
この本では、デザインの定石を問い直し、デザインのメカニズムを理解することで「愛されるデザイン」を模索します。
もちろん著者なりの「愛されるデザイン」の定義は説明されます。しかし僕は、それをそのまま受け入るのもまた違うと思う。
著者がその考えに至った経緯や発想を知り、それを通して読者自身の愛される法則に気づく。
各々の「離」に至るための「破」のキッカケとなる。それこそがこの本の真価だと僕は感じました。
デザインを学び、壁に当たっている人へ。
何かを変えたいと思っている人へ。
あなたの「愛されるデザイン」とは何ですか?
『愛されるデザイン』
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