episode1 展示会のはじまり
2022年の春のこと
2022年の春頃から、コルネは、思いつくかぎりの出たことのないクラフトイベントに申し込みをし、出店を続けていました。それまでお店の営業を中心に活動していましたが、お店があることで、外に出て出店することがめっきりなくなってしまっていて、お店の前を通る人にしか出会えていないことに気づき、もっとたくさんの人に知ってもらえる機会を作りたいと思ったことがきっかけです。そして、怒涛のイベントラッシュが始まり、災害級の豪雨に見舞われたり、猛暑の中で熱中症になりかけたり、突風でテントがひっくり返りそうになるのを必死でおさえたり、激しい天候に振り回されながら、いろいろな場所にお店を出し、筋トレのような日々を過ごしていました。そしたら、本当に筋肉が少しづつついてきて、ディスプレイは回をこなすほど良くなり、場所によって売れる傾向がわかってきたり、新たな商品のアイデアを頂けたり、今まで出会えることのなかったお客様に出会えるようになってきていていました。
まさにその渦中の5月、ひめじアーティストフェスティバルというクラフトイベントに出店しました。このイベントは、過去に出店が決まっていたものの、コロナで中止になったので、今年が初めての出店となりました。染めや木工や陶器など、工芸ごとにジャンルに分けられているタイプのクラフトイベントは、染のカテゴリに入って出店できるので、コルネとしてもとてもありがたいイベントです。
朝いちばんのすてきなお客さま
ひめじのイベントが始まってすぐ、播州織のおしゃれなストールを巻いた優しそうな男の人がブースを尋ねてきてくれました。その人は・・
コルネのテキスタイルは、京染色の職人さん達の技術に支えられながら作っています。小さい規模で、生地を作り続けるのは資金面でとても負担がおおきいです。小さいながらも、これからも新しい生地を作り続けていくために、ぜひサポートをしていただけたら嬉しいです。