25FEB2021: Scent of wood
この時間のこの通りは、いつも何処からか夕飯のいいにおいがして来る
昔「おかあさんのうた」かなんかで
お料理していたにおいでしょの後は
「卵や木のにおいでしょ」だと信じて止まなかった
真剣に丸太に向き合って、仏が浮かび上がってくるのをじっと待つ仏師としての母
母の工房は削り立ての楠の生木のにおいがして…
というような想像をしてた
ふざけてなどいない
そんなかあさんが居てもいいやん!
卵焼き作るだけがかあさん違うわ!
と、当時まわりにからかわれて、何も言い返せずにしょげかえってる幼児のわたしに言いたい
と思った冬の夕暮れ時
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