メーカー修理の謎を解く: Why don’t companies want you to repair your stuff? ‐ 英語を動画で学ぶ②
英語の学びに役立つ、新鮮で短く、しかも面白い英語動画をご紹介しています。
英語のリスニングの練習のために、短いYouTube動画を視聴すると、興味深い旬の情報を英語でインプットできるだけでなく、そのテーマの語彙や表現を学び、アウトプットの練習もできます。英語の練習にぴったりの、5分程度と短めのお勧め動画を、日替わりで紹介します。
動画を使った英語の学び方の方法は、この昨年末の新刊の第3章で詳しくご紹介しています。
今日の動画は、デジタル系の道具を使っている人には関心の高い、メーカー修理の謎にせまる、役立つ動画です。なるほど、こういう理由で修理は高くつくんだ、と納得します。
Why don’t companies want you to repair your stuff? - Aaron Perzanowski
Source TedEd
URL https://youtu.be/46RDkiy5h3U?si=3krTL1ZSGwvbCNcW
Length 6.04
この動画を作っているTed‐Edの紹介
Ted-Ed は、良く知られているTed Talksの教育版で、英語のリスニング素材として最初にお勧めしたいYouTube動画です。その理由は:
わかりやすくてきちんとした「教室向けの英語」を使っているので、どこで使っても安心な英語を学べる
世界の中学や高校の先生たちとコラボして作っているので、学校の全教科から社会や人生のヒントまで、ありとあらゆるテーマをカバーしている
すでに2000件以上の動画があるので、好きなテーマを選びやすく、毎日ひとつづつ見ても数年はネタ切れしない
英語の難しさは、ほどほどで、自然なスピードではあるが、はっきりと発音されているので聴きやすい。単語も、簡単と難しい語彙をバランスよく混ぜている
動画はすべてが5分程度と短く、わかりやすいアニメーションがついていて、隙間時間にさっと学ぶのに適している。
TED-EdのYouTubeチャンネルはこちらです
動画の内容:
毎日使っていて、生活に欠かせない機材、たとえば、パソコンやスマホが突然壊れたり、飲み物をこぼして慌てること、ありますよね?
そして、修理をしようと製造元のメーカーに連絡を取ると、修理代がびっくりするほど高額だったりしませんか?
この動画は、200年以上前、標準のパーツが作れるようになって、道具の生産や修理が爆発的に便利になったのに、近年は、メーカーが製造元でしか修理できないような製品を作っていることを、わかりやすく解説しています。
なるほど、そういうことだったんだ、と興味深いです。
追加の動画の紹介
同じテーマを扱っている、Wall Street Journalのこの動画は、「修理する権利」を実現しようとする人々に取材している実写レポートです。併せて視聴すると、メーカー修理についての理解が深まります。
Apple Store vs. Repair Shop: What the Right to Repair Is All About | WSJ
The Wall Street Journal
8:14
こちらは、レポーターが実際にアップルストアと修理会社に修理を依頼して見積もりを比べたり、街の修理会社にインタビューして、どのように修理制限されているかを紹介しています。
TedEdのイラストつきの解説と、WSJの実写によるレポート、両方視聴して英語のトーンの違いを比べるのも面白いです。
アウトプットのアイディア
動画を視聴して英語情報をインプットしたら、今度はアウトプットをする練習をするのがお勧めです。Q1とQ2 は、動画の理解を深めるための質問で、この2問に答えられるように動画を見ながら考えると、積極的に英語を聴くことができます。
Q3 とQ4は、この動画を応用して、自分の考えを言ってみる練習です。
Comprehension Questions
Q1 How did interchangeable parts change the way manufacturing items are used?
Q2 List four actions some manufacturing companies take to make repairs more difficult.
Application Questions
Q3 Share a story about a time when you broke an important device. How did it happen, what did you do afterward, and how did you feel about the experience?
Q4 Do you support the "right to repair" movement? Why or why not?
役立つ語彙
Reproduce: To make a copy or recreate something.
Nuance: Often used in technical or artistic contexts to describe the act of duplicating with precision.Interchangeable: Able to be exchanged with another item without loss of function or value.
Nuance: Suggests compatibility and standardization.E-Waste: Discarded electronic devices or components.
Nuance: Reflects modern environmental concerns about technology waste.Components: Parts or elements of a larger system or device.
Nuance: Often refers to mechanical or electronic parts.Authenticate: To verify something as genuine or valid.
Nuance: Implies using a specific process to confirm authenticity, often digitally.Scrutiny: Close and critical examination or observation.
Nuance: Suggests detailed analysis, often to uncover faults or ensure compliance.