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返信がスラスラ書けるたった1つの法則

今回は少しだけコミュニケーション論の真髄に踏み込みます。

現代とはメールやLINE、果てはSNSまでを含めてテキストコミュニケーションがとても発達した時代と言えます。

でもこれだけ身近なコミュニケーション手段なのに、珍しくない割合で

「実は文字でのやりとり…結構苦手なんですよね…」

と言う声が聞かれます。

そんなご相談者さんの声を聞いていると、ある一定の傾向に辿り着きます。

それは…

返信を書くことが苦手だということ。


しかし、そう言われる方々の文章を添削してみても、苦手だという印象は意外にも感じないものなのです。

たとえば…

  • 文法がおかしい、とか

  • 誤解を生みそうな表現がある、とか

そういった"よくある間違い"が存在しているわけでもなく、どうやらご本人だけが思いつめるかのように抱えてしまっている、苦手意識のように感じてしまうのです。

そこでさらに、よくよくお話しを聴いてみます。
すると苦手と感じる理由は

「返信を書くのにとても時間がかかってしまう」


というお悩みに集約されていることが分かってくるのです。

あなたはこれをお読みになってどう思うでしょうか?

意外に

「あ、それって自分のことかも…」


って感じたりしませんか?

これまでの僕の添削・指導経験から言うと、実はこれってほとんどの人が抱えてる悩みだったりします。

その悩みの原因となるマインドブロックとしては、

  • 誤解なく伝えなければ…

  • 伝えるべき内容がまとめきれない…

  • 丁寧な文章になってるだろうか?…

そんな気負いからの影響が一番大きいのだと感じています。

実際にこのような気負いがあると精神的にも、文章的にも固さが出てきてしまうのは事実です。しかも厄介なことにこの事実は意識すればするほど苦手意識が膨らんでしまいます…

だからここで一旦、冷静になりましょう。

そもそもこの気負いの元とは、

「相手にしっかりと伝えたい!」


という想いからのものであると。

だから僕としてはこう思うんですよね。
まずはそんな気遣いのできる自分を褒めてもらえたらなぁ、と(^^)

そんな肯定的なマインドが持てるようになってから、次のステップに進めば良いのです。

ちなみにスラスラと返信を書けてしまう人がやっている、次のステップとは一体どんなことだと思いますか?

  • 文章術を学ぶ?

  • 語彙を増やす?

  • 読書量を増やす?

うん。どれも有益そうな手段ですよね。

でも残念ながら…違うんです。

実は、スラスラと返信を書けてしまう人がやっていることって…

「返信する相手のことをリアルに想像している」


ということなんです。

意外でしたか?

いや、もしかしたら

「意味が分からない…」

という感想の方が多いかもしれませんね(^^;

その理由を理解するために、テキストコミュニケーションの根元まで遡ってみましょう。

すると、文字で気持ちを伝達するやり取りとはそもそも「手紙」が、起源になっているということが分かってきませんか?

そこでさらに少し想像してみてほしいのですが、あなたは今、手紙を書きたいと感じているとしましょう。

この時、手紙を送るべき相手はハッキリと決まってますよね?

だって、相手が決まっていなければ差し出しようもないのが手紙というものなのですから。


つまりこれ、「返信を書く場面」でも手紙と同じことが言えるのです。


今、誰宛のメッセージかもハッキリしていないのならば…「何を伝えるべきかが分からずに」手が止まってもおかしくないのです。

だからこそ、返信する際は相手への想像をうまく膨らませてみましょう。

そうすることによって、

  • あの話も聴いてみたい

  • あの答えの意味は?

  • こちらのお礼も伝えなきゃ

と、伝えたい想いがどんどん湧いてくるはずですから。

前の記事でもお伝えした通り、文字のやり取りも結局「対話」であることに違いありません。だからこそ、うんと相手を知ろうとする努力は、全てのコミュニケーションに絶対的に欠かせないのです。


だから今日はぜひこのコトバを持ち帰ってください。

返信を書くことに苦手意識を感じたら、伝えたい相手のことを限りなくリアルに想像しよう。


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