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実はあなたの文章、間違っているかも…
僕は以前、𝕏でこんな投稿をしました。
【伝わる文章の条件】
これ意外かもしれませんが、文章力だけでは不十分。
実は読みやすい体裁をいかに整えるかが重要。
たとえばリズミカルな改行や、適切なイメージ画像を配置して感情を補う。
前のめりに読ませる文章はここが違う。
つまり感情を阻害しない字面を作ることが伝わる文章の条件なんです。
ちなみにこれ、文章術におけるガチテクニックです。
ではなぜこんな投稿するに至ったのかと言えば、「もったいない文章が多い」からなんです。
これが一体どういうことかと言えば、神経を注ぐところが「文章の中身だけ」になっていることが多い、ということです。
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もちろん文章の中身はしっかりとしていなければなりません。至極当然のことです。
でも、そこに気を取られるあまりにもっと重大な事が知られていない。
それは…
“文章とは想像以上に読まれない”
というショッキングな事実についてです。
思わず耳を塞ぎたくなるような事実ですがまぁこれ、事実なもんだから仕方ない…
よりシビアな話をすれば、たとえ何時間、何日間をかけて書かれた文章であっても読まれない文章は残念ながら存在しないも同じことなのです。
これ、書き手としてはなかなか耐え難い事実ですよね…伝えたい筈のメッセージが何も伝わらない事を意味しますから…
つまりそんな背景に想いを馳せた結果、冒頭の𝕏投稿に繋がっているのです。
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世の中には良い文章が溢れています。
日々勉強になる文章ばかりです。
それだけに、読み手の気持ちを阻害する字面(じずら)の文章に出会うと残念な気持ちになるのです。
もっと多くの人に読んでもらえる文章なのに、一瞥して離脱している人も多いだろうな、と。
人間、文章を読むにはエネルギーを使います。
だから、読みにくそうな文章を我慢してまで読む気にはなれないものなのです。
たとえば、あなたはこんな文章に出会ったことがありませんか?
• 改行がなく、見た目に異様な圧を感じる
• 画像の無い、文章のみの長文だ
• 画面の横幅いっぱいに広がる文章だ
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あくまで一例なのですが、もしもこんな文章に出会った経験がなければちょっと新聞を見てみてください。
新聞はこれだけ字で埋め尽くされているにも関わらず読みやすいですよね?
それは読みやすい体裁が整えられているからなのです。そんな意識で新聞を眺めてみると、記号や画像などが適宜配置されて読みやすい工夫がある事に気が付きます。
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つまり、内容も去ることながら読んでもらうことにもしっかりと力が注がれているのです。
ちなみにこの読みやすさとは、メディアの種類を問わずに柔軟に考えることが必要です。たとえば僕自身も、自分が配信しているメルマガでは、
• 改行の位置
• 1行の横幅の長さ
これらのバランスにはかなりの神経を注いでいます。
字の間隔が詰まりすぎていると息詰まる様な感覚を覚えますし、逆に間隔が空きすぎるとリズム感が悪くなります。
なるべくスルスルと読める様に体裁を整える編集時間の方が本文執筆より長いぐらいなのです。
それが事実に、冒頭の𝕏投稿の引用についても、このnote用に体裁を整え直して掲載しました。
原文と比較しやすい様に𝕏のポストをそのまま載せてみますね。
【伝わる文章の条件】→これ意外かもしれませんが、文章力だけでは不十分。実は読みやすい体裁をいかに整えるかが重要。たとえばリズミカルな改行や、適切なイメージ画像を配置して感情を補う。前のめりに読ませる文章はここが違う。つまり感情を阻害しない字面を作ることが伝わる文章の条件なんです
— 新山@エモーショナルコピーライター/寄り添いコトバのチカラ (@coremail_marke) March 1, 2024
大分印象が変わって見えませんか?
これが表すことは、掲載するメディアによって読みやすい体裁はそれぞれに違うということなのです。
ちなみにこの時のポストでは「改行が大事」と言いながらも文字が詰まっていますよね?すっかり”お前が言うな”状態になっていますが(笑)
これは意図的なものです。
なぜならば、文中の「前のめりに読ませる」を実感してもらいたかったからです。それを実現するために…
• 文頭に矢印を配置して目が滑る勢いを足している
• 音読しても突っかからないようリズミカルな語感に仕上げている
こんな工夫をしています。
こんな工夫と配慮によって、前のめりに読めてしまう事を実際に感じていただけたのではないでしょうか?
伝えるべきメッセージの内容が読み手に寄り添っていることはとても大切なことです。しかし、そのメッセージを読んでもらうための工夫。すなわちここでも寄り添いが大切だと僕は考えます。
あなたのコトバによって救われる人が必ずいます。
そしてそれはあなたにとっての救いにもなります。
だからこそ読みやすさという観点においても相手に寄り添っていきましょう!
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