ウザいセールス戦略と情熱の関係性
ビジネスにおいては、メルマガやLINEによる情報発信が欠かせません。
僕自身は、メールマーケティングを専門にしながらも、同時にライティングのスキルを磨いてきた経緯があるので、情報の発信においては基本的に「メルマガ最強!」のスタンスになります。
ですが、メルマガとLINE両方の強みをうまく組み合わせられれば、それが最も良いのだとも思います。
ただ、メルマガとLINEに全く同じコンテンツを流す使い方だけは正直に言って、少しもったいないです。
なぜだと思いますか?
それは、両方を購読している人からすると、2つのメディアで全く同じものを受け取る意味が無いからです。
ここでは詳しい説明は省きますが、メルマガとLINEはそれぞれに得意とするコンテンツが異なります。
だからこそ、2つのメディアを併用する場合は、しっかりと内容を切り分けた運用設計をしたいものです。
そして最も注意が必要なポイントとしては、どちらも適切なセールスの配信頻度が決まっていることです。
そもそもがビジネスのための情報発信なのですから、要所でセールスをかけるのは当然のことです。でも、どれぐらいの頻度でセールスメッセージを投げかけるか?は、情報発信の運用においてはかなり重要な要素となります。
実のところメルマガは、短期間でセールスを繰り返しても比較的、問題になりにくいです。そんな特性があるので、顧客教育の面でも強さが出て、じっくりと、しっかりと、配信者の理念が伝わります。メルマガ配信においては、その点のメリットがとても魅力的なのです。
反してLINEは「プッシュ通知性が強い」ので、ことセールスにおいては細心の注意が必要になってきます。ライフラインに根差した連絡ツールとしてのポジションという強みは大きな魅力ですが、それだけに「この人の配信は、不要な情報だ」と言う印象を抱かれたら最後。そこからの挽回はかなり難しいです…。
と、ここまではこれまでも繰り返しお伝えしてきたことなのですが、最近、その枠組みを大きく外れる(!)マーケターさんを見つけたので、ここからはその話を聞いてください。
そのマーケターさんはなんとLINEを使って…
とにかく押しに押してくる(笑)。
どれだけ押してくるかと言えば、まさかの1日3回配信とかもザラで、かと思えばメルマガも全く同じ頻度で届くほど(笑)。
あぁ…なんと言うパワフルさ!
しかも気になる配信内容も最初から最後まで徹底的にセールス。
いやむしろ、僕としては購読の登録からセールスされた記憶しかない(^^;
身も蓋もない言い方をすれば…やはり…恐ろしくウザいです(笑)。
でもこれで終わっては、単なるウザい配信者の話で終わってしまうので、しっかりと配信内容を吟味してみました。
すると…
・商品の理念には共感できる
それゆえ
・商品は真摯に作っているように見える
ことが分かりました。
つまりこういうことになります。
そのマーケターさんは、自分の商品に圧倒的な自信を持っているからこその(しつこい)セールス戦略なのです。ここまで背景情報が読めてくると、人って不思議なもので、あまりの必死さゆえに逆に見守りたくもなってきます(笑)。
正直、マーケティングの「マ」の字もない戦略(?)ですが、熱量で押す「人間味」というアプローチを教わりました。(まぁ、ブロック率は異常に高いでしょうがw)。
つまり何を言いたいのかと言えば、「情報だけでなく、情熱も大切」だという話です。
情報発信する以上は、出し惜しみせずに全力でぶつかっていきましょう。よりあなたの気持ちが伝わり、購入の後押しに繋がる筈です。ただし、限度というものもあるので、どこまで熱意を振るうかはお客さんとの関係性次第でしょうね。
ちなみに僕が携わってきたECサイトの場合は、毎回セールス配信になってもほとんど問題はありません。なぜならお客さんにとってもセールスへの抵抗感が薄いからです。
だからと言ってこれがやりやすいかと言えば、実はそんなこともなくて…セールスに慣れられすぎてどんどん反応が下がるという悩みも出てきたりします。
と、いうワケでECサイトの場合は逆に、全く値段を伝えない配信回を作ると良いです。
たとえば、特集記事だけを読ませるとか、商品のこだわりや、創業秘話を読ませるとか。物販なのに読み物だけで攻めると独自のポジショニングが取れるのです。
結論。
情報発信においては、どんなビジネス形態でも2、3種類の発信パターンがあるとベストなのです(^^)。
情報発信には伝わるコミュ力が必要です。
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新山は寄り添いの文章術でビジネスと人をつなぐ実践者です。
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