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“未経験からWebデザイナーになった私”のその先へ - ブランドプロデュース撮影の裏側 -

プロデューサーとして「それぞれの分野のプロに、プロジェクトに参画してもらうために動く。」 1人では絶対に形にできないものが、想像以上のクオリティで出来上がっていくことに感動した日。


こんにちは、株式会社CORELILY プロジェクト広報担当、Webライターの山田つぐみです。CORELILYのリアルなお仕事やプロジェクトに密着し、その裏側を発信しております。

泰道ゆりか(たいどうゆりか)のこれまでの活動
「好きを仕事に、私らしく働く」をテーマに、女性起業家向けのホームページやデザイン制作と講師業の2軸でWebデザイナーとして活動。累計受講者数は2,000名以上。
未経験からフリーランスWebデザイナーとして独立し、フリーランスとして3年活動した後、事業拡大に伴い2021年1月に株式会社CORELILYを設立。
2022年4月には初著書となる「Webデザイナーおうち起業」を出版し、同年10月に2冊目の著書が発売予定。
プライベートでは、2歳になりたての愛娘の子育てに夫と仲良く奮闘中。

前回は、ゆりかさんのキャリアやプロデュースの仕事を本格的に始めた経緯についてお伝えしました。今回は、現在CORELILYで進行しているブランドプロデュースについてお伝えします!糀料理研究家・彦根 千寿(ひこね ちず)さんのスチールとムービーの撮影を8月末に行ったので、こちらのお話も詳しくご紹介できればと思います!


Q. 現在CORELILYはどのようなプロデュースやブランディングのプロジェクトを担当していますか?

ゆりかさん: 大きく分けて、
・一からブランド作りをするブランドプロデュース
・クリエイティブを中心にご提案するデザインプロデュース

の2つになります。

デザインやブランディングって、ただ見た目を整える、見た目をおしゃれにしたいと考えがちなのですが、やはり部分的な情報だけで作った制作物って短命になってしまいがちだなと感じることが多かったんですよね。とはいえ、クリエイティブにある程度予算をかけられる事業規模になってくると、事業スピードが早く、必要な制作物も増えてくるので、比較的、一つ一つをじっくり考える時間ってあまりなくて、どちらかというとスピード重視になることが多いのかなと感じています。私自身、自社サービスを提供しているので、スピードが大切なことは重々理解しているのですが、そうすると事業やブランド全体を俯瞰してみた時に、クリエイティブ全体がバラバラとしてしまい、ブランド作りにおいて大切な一貫性がどこか欠けてしまう印象を受けることがありました。とはいえ、部分的な「制作」を受けている以上、こちらからご提案できる限界があるなぁと思っていたんですよね。

なので、今後は関わり方も部分的なものではなくて、クライアント様の事業への想いとか、もっともっと深い所から一緒に組み立てて、沢山アイディアを交わして、クライアント様の事業を一緒に創っていく!そのくらい近い存在になって、長く愛されるものを作っていくサービスを一つ展開したいと考えていました。


つぐみ:
部分的な制作だけでは、提案できる幅の限界を感じるというお話、確かに分かります。「頼まれていること」と「本質的にお客様が期待する未来のために必要なこと」にギャップがあったんですね。戦略的な部分からゆりかさんに一緒に考えてもらえるのは本当に心強いと思います!



Q. 今はどんなプロデュース案件を進めているのですか?

ゆりかさん: 糀(こうじ)料理研究家の彦根千寿さんのブランドプロデュースを担当させていただいています。千寿さんは、約5年前、エステサロンオーナーをされていた頃にホームページ制作をご依頼くださり、そこからのご縁でプライベートでもずっと仲良くさせていただいていて^^

糀料理研究家として活動をスタートしていくタイミングで、ブランディングのことをご相談いただき、お話しする中で最終的にブランドプロデュースという形でご一緒させていただくことになりました。

以前の記事でもお話した通り、今までもホームページやLPなどのクリエイティブをメインとしたブランディングのご提案は行っていましたが、一からブランド作りをご一緒するブランドプロデュースは本当に初めてで。試行錯誤しながらやらせていただいています。クライアント様のブランドのベースがある状態で携わらせていただくホームページやLPのブランディングとは、やるべきことの量も使う頭も全く違うので、この案件を通して日々学ばせていただいています。

そして、今までと考え方が変わったことがあります。今までのお仕事は「自分がプロジェクトの中で経験値のトップとして動くこと」ことがメインでしたが、プロデューサーとしては「このプロジェクトに共感してくれて、自分よりも圧倒的に経験が豊富なその分野のプロに、プロジェクトに参画してもらうために動く」ということ。

この考え方って経営者としてもすごく通ずる部分があって、やっぱりまだまだクリエイターが抜けないなと感じることがあります。デザイナーとして活動してきたからこそ、クリエイティブに対するこだわりがあり、つい自分で手を動かしたくなってしまう。
そんな、なかなかクリエイターを抜け出せなかった私にとって一つ大きな経験だったのは「自分よりも圧倒的な経験と思考を重ねてきたデザイナーさんとの出会い」でした。初めてお仕事をご依頼させていただいた時に、その方の圧倒的なデザインセンスとお仕事っぷりに猛烈に惚れ込んでしまい(笑)、今もずっとご一緒させていただいているのですが、チームで生み出せるクリエイティブのクオリティが圧倒的に上がり始めたのです。

私自身がデザイナーを経験しているからこその良さを残しつつも、プロデューサーという役割をもっともっと理解して動くことを日々意識するようにしています。
どこからどこまでを担当するのがベストなのか、今やりながら探っている感じです!


つぐみ:
「プロジェクトに参画してもらうために動く」役割になるんですね。デザイナー業もできるのでどこまで担当するかも難しそうですし、プロデューサー業は目に見える制作物がないので、周りからも仕事内容がイメージしづらい気がします。このnoteを通してそれを知ってもらえたら嬉しいです。



先日私も参加させて頂いた糀料理研究家の彦根 千寿(ひこね ちず)さんブランドプロデュースのスチールとムービー撮影について、お話を聞かせてください。撮影のために、たくさん準備や計画をしてこられたと思います。ブランドプロデュースにおいて、写真やムービーが大切なことはなんとなく想像できますが、具体的になぜ、どのように重要なのかをまず教えてください。


Q. ブランドプロデュースにおいて、なぜ撮影が必要なのでしょうか?

ゆりかさん: ブランドを人に届けるためには、まだ人に伝わる形になっていない魅力を、言葉やクリエイティブでビジュアル化することが必要になります。今回も、夏からブランド作りに着手していて、私自身も糀料理のレッスンを体験し、デザイナーさんを含めて千寿さんと沢山打ち合わせを重ねてコンセプトやブランドストーリーを作り上げてきました。そして、その作り上げてきたコンセプトをユーザーに伝える”ビジュアル”として形にする撮影という位置づけです。
言葉では表現しきれないものを視覚的に伝えたり、五感に訴えかけて、機能面ではなく、人の心を動かせるものを創り上げることがクリエイティブの最高の楽しさだと思っています!

つぐみ: 「抽象的なブランド、魅力をビジュアル化するため」なのですね、なるほど〜!まだデータが出来上がっていないのでワクワクなのですが、直接千寿さんに会ったことがない人でも千寿さんの品の良さや素敵なところがぎゅっと伝わる撮影になっていたと思います!まさに”ビジュアル化する”が叶っていました!
ぜひゆりかさんから、彦根 千寿さんがどのようなお人柄で、どのような信念を持っている方なのかお話を聞かせてください。


Q. 糀料理研究家の彦根 千寿(ひこね ちず)さんは、どのような方ですか?

ゆりかさん: とにかく「愛」が深い方。外見の美しさはもちろんなのですが、初めてお会いした5年前からずっと、千寿さんのあたたかいコミュニケーションから、どうしてこんなに心が美しいのだろう?といつも感動していました。

以前から「とにかく全てが美しくて、透明感のある女性」と思っていましたが、このブランドプロデュースを通して、糀料理研究家として活動をしたいと思ったきっかけのお話とか、愛子ちゃんへの愛情の根源とか、どんな背景があって今の千寿さんがいらっしゃるのかというストーリーを沢山伺って。今まで知らなかった深い部分までお話を伺うことができて、千寿さんのコミュニケーションや、娘の愛子ちゃんへの接し方・子育ての考え方からすごく愛が溢れている源泉が見えてきました。

私自身、千寿さんから「愛とは?」を考えるきっかけをいただき、「愛を伝えるコミュニケーション」を学ばせていただいているなと思います^^

そして、千寿さんの想いや糀料理研究家としての活動の源泉をちゃんと理解してから、最初にご相談をいただいた時の「大好きな千寿さんのためにがんばるぞ!」という気持ちから、「千寿さんの想いや、この愛の考え方を沢山の人届けたい、そしてこの愛の輪が広がったら、きっと幸せに生きれる人がもっともっと増える」という気持ちに変わりました。

それくらい、千寿さんは人の心を動かすものを持っている方だなと思っています^^


つぐみ: 素敵です..この回答からもゆりかさんが千寿さんを大切に想う気持ちが伝わります。プロジェクトが始まって、千寿さんの信念を知って、自然と千寿さんの先に増えていく方々へ意識が広がっていったのですね。千寿さんは人を惹きつける魅力があって、私も会って5分でファンになりました!ムービーにはインタビューや料理風景も入っているので、皆さんも見てもらえたら、納得〜!!!となるのではないかと思います。新たに千寿ファンになった方、ぜひ語り合いましょう!笑

糀料理研究家 彦根 千寿(ひこね ちず)さん


Q. 準備から撮影当日まで、難しかったことや印象的だったことはありますか?

ゆりかさん: スチール撮影もムービー撮影も、めちゃくちゃ現場で数をこなしているプロの方々がご担当くださることになり、ムービー撮影に入っていただくのは初めて&初対面の方だったので、私がちゃんと現場を回せるのかというドキドキでいっぱいでした😂
今回の撮影の趣旨や撮影した内容をクリエイターさんに伝えるために資料を作成したり、撮影イメージを探したり…とにかくやることが沢山ありましたね。そして実は、最初スチールとムービーを同時進行で行う場合、どのようにタイムスケジュールを組んだらいいのかわからなくて、スチール担当のケイコさんとムービー担当の河内さんにご相談したところ、「こんな感じでどうですか?」と香盤をご提案くださったんですよね。それをベースに、モデルさん、クリエイターチーム、アシスタントさんのスケジュールを調整してタイムスケジュールを完成させて。

一つの撮影にここまで時間をかけて準備したのは初めての経験で、ドキドキしながら当日を迎えましたが、自分1人では絶対に形にできないものが、想像以上のクオリティで出来上がっていくことにものすごく感動を覚えました!

撮影も10時〜16時までと1日がかりで行い、無事に撮影を終えて安心感でいっぱいになった帰り道の電車では、久しぶりに寝落ちしてしまいましたね(笑)


つぐみ:
今回は、ゆりかさんにとっても初めてのムービー撮影だったんですよね。撮影日の朝、私が「緊張します〜」と送ったら「私も!笑」と返事をくださり、和みました。一流のプロの方に囲まれてとても緊張、光栄な一日でした!ゆりかさんがたくさん準備されたからこそ、当日スムーズかつイメージ通りに進めていけたと思います。改めてお疲れ様でした!千寿さんもとても喜んでくださって良かったですし、私も素敵な撮影に参加させていただけて嬉しかったです。

愛娘の愛子ちゃんとの撮影
当日の撮影メンバー!(左から順に)

撮影アシスタント・山田さん
フォトグラファー・ケイコさん
モデル・彦根千寿さん
プロデューサー・ゆりかさん
ムービー撮影・河内さん
アシスタント・山田つぐみ

(お写真には写っていませんが、
プロジェクト風景の撮影にカメラマンの藤田さんもご参加くださいました!)


次回は、彦根 千寿さんの撮影を通して、私視点で感じたことをお伝えする予定です!(恐縮) 千寿さんのお人柄や、初めてゆりかさんとお会いした印象、撮影を通して初めて知ったことなど、読んでくださる方により近い視点でご紹介させていただきます。また読んでいただけると嬉しいです!


ー ”未経験からWebデザイナーになった私”のその先へ ー
ぜひ一緒に見届けてください。




取材・執筆:山田つぐみ (@tsugumi_design)

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