早期療育の重要性①
こんにちは。ふじみ野市で児童発達支援を運営している竹内です。運営といってもまだ3月オープンなので、2週間程度しかたっていません。銀行からの融資金の着金すらまだです(笑)
初投稿ですが、主に「お子さんの発達が気になる」「療育施設を利用している親御さん」「子供の将来が不安」な親御さんに向けて情報を届けられればと思い、noteを始めました!
簡単な自己紹介ですが、前職では緑の就労移行支援事業所で就労支援員として、18歳以上の方の障害者雇用での就職に向けた支援や、就職先での離職防止・企業側の働く環境の整理改善に向けた定着支援をしていました。
そんな「成人の支援」をした中で、記事を書いていこうと思います。
本題の「療育の重要性」について、まず先に書きたいことがあります。
・早期療育に ”早い” や ”早すぎる” はない
・お母さんが気になったら、1日でも早く専門家に相談すべき
「早期療育に”早い””早すぎる”はない」ですが、
言い換えると、療育は「幼ければ幼いほど効果が出やすい」ということです。メリットしかない。逆に、遅ければ遅いほど、お子さんの就学期以降に様々な課題として直面することが多くなります。遅いメリットは本当になにもなく、お子さんが大きくなると同時に、親御さんから動かなければいけないことが多くなるだけです。
本でもネットでも出ていますが、「人間の脳6歳までに80%完成する」と言われています。これはもう色々な学者さんの研究結果が出ていますので、言わずもがなです。
極論、0歳の段階でお母さんが「あれ?」と思うことがあれば、すぐに専門家に相談した方がいい、と思っています。ただ、実際の相談時期として、早くても1歳半健診の時にひっかかり、市(行政)から療育を勧められるケースが大半です。しかし、保健師さんから「まだ小さいから様子を見ましょう」と言われるケースもあるようです。いわゆる「様子見」は課題への取り組みを後回しにしているだけなので、お子さんにとってもメリットはありません。お母さん目線で少しでも「気になるところ」があれば尚更です。すぐに専門家に相談すべきです。そして、すぐに療育を受けられない場合でも、できることからやっていくことを推奨します。なにからやればいいのかわからない場合は、療育先に相談してみてください。良い事業所であればお母さんと一緒に考えて、その後の動き方を提示してくれるはずです。
ちなみに、↑上記の内容は、日々お母さんがお子さんをよく見ていれば、できる(お母さんが動ける)ことかもしれません。ただ、昨今共働き世帯の増加により、働くお母さんが増えています。お母さんが仕事をしているので、当たり前ですが、物理的にお母さんとお子さんが離れる時間が多くなっています。お母さんがフルタイムで働いている場合、ほぼ朝夜しかお子さんを見ないことになります。昼間のお子さんについては、園の先生から「今日の様子はこんな感じで、こんなことをしました!」という状況を教えてもらえる程度かと思います。
つまり何が言いたいかというと、幼稚園に比べて、保育園に預けているお子さんの方が、親御さんがお子さんの発達的課題に気づきにくい、ということです。「園の先生が見てくれるから気づくのでは?」と思われるかもしれませんが、園の先生は「保育のプロ」であって「発達支援のプロ」ではないことが多いです。園の先生が発達的課題に気づくのは、課題が顕著に表に出てからだったりします。
例えば、集団行動できずに、一人で動く。物事の切り替えの場面で先生の言う通りにできず、先生から少し無理やり言う通りしてもらおうとすると癇癪を起こす等です。園の先生でも明らかに見ててわかる状況と思います。癇癪を起す場合は、園の先生が「どう対応すればいいのか・・・」と疲弊して悩んでしまうケースもあり、園の先生へのフォローも必要になります。
保育園の先生が気づき、親御さんに「園での実態」を伝える時は、既に年中さん、年長さんの時期で、あと1.2年で1年生というタイミングが多いです。個人的見解ですが、児童発達支援での療育を年長(5歳)から始めるのは、遅い、と感じています。なぜなら、記事冒頭でも書きましたが「人間の脳6歳までに80%完成する」からです。仮に療育先に繋がり、支援開始したとしても、残り1年で、事業所側が本来年少さんから支援した場合に見込めていた効果は得られないと思います。ただ、できることはまだありますので、どれだけ療育先に通って「できることを増やせるか」だと思っています。もちろん「療育先にどれだけ通えるか(時間を作れるか)」は親御さんのお仕事にも影響します。フルタイムの場合は、フルタイムではない働き方を選ぶことも必要かもしれせん。また、お母さんだけではなく、お父さんやその他ご家族からの協力が必要となるかもしれません。
保育園に通われているお子さんをもつ親御さんは、お仕事の兼ね合いで「動くタイミング」を逃がしがちです。でも、園の先生から「園での実態」を言われているようであれば、お子さんの将来のために1日1秒でも早く、療育の利用に向けて動いた方がいいです。早く動いて損はないです。(できるなら危機感を持ってほしい)
18歳以上の成人を支援してきたからこその未就学期の重要性をヒシヒシと感じているため、初投稿ですが、長々と書いてしまいました。
親御さんの判断の材料になれば嬉しいです。
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