療育の効果
第7回の投稿です。
「週1回の投稿くらいできるだろう」と思って初めて
早くも1カ月半が経過しました、週1投稿はなかなかハードルが高いということがわかった今日この頃です。
今日は、療育の効果、について書きたいと思います。
まず、療育を受けて効果があるのか?という問いですが
子どもの状況にあわせて支援を提供すれば、1ヶ月で効果は出ると思います。
ただ、意外にも「療育 効果 ない」と検索すると
効果が見られなかったケースがあるようです。
実際にどんな支援をして結果的に効果がなかったのかまではわかりませんが、
「療育の効果がない」と見受けられる原因は以下と考えられます。
①子どもの現状にあわせた支援ができていない
②子どもの現在の発達段階を支援者側が正確に把握できていない
一般的な理由は他にも沢山あると思いますが
個人的には以上が主に考えられる原因と思います。
また、どちらかというと大事なポイントとしては
②の支援者側が正確に子どもの発達段階を把握できていないところが
「子どものあっていない支援(はずれた支援)」をしてしまっている原因だと思っています。
子どもにあっていないはずれた支援をしてしまうと、当たり前ですが、子どもは伸びません。
仮に楽しそうに遊べていたとしても、伸びません。(具体的にいうと般化までに至らない)
親御さんが「楽しく遊べているからOK」という目線では、伸ばせるはずの時期に
伸びる機会を失っているということになりますので、気を付けてほしいポイントです。
いわゆる「はずれた支援」をしてしまっているのはなぜか、という所ですが
以下が原因と思われます。
・支援員の実力不足(経験値+知識不足)
正直、↑に尽きると思います。
また、日々療育の現場で支援をしている人の中で
子どもとその家族の将来のことを考えて支援をしている人も沢山いると思われます。
そういった支援員の人が、少なからず「療育」という仕事において
情熱や誇り、プライドがあると思います。
そのような情熱(熱量)があれば、言われなくても実力不足知識不足は数年で見違えるほど変化しますが熱がない支援員の場合は、そもそも熱がないので、自分から実力を上げようとは思わないですよね。
仮に経験がうん十年だったとしても、適当にうん十年の経験を積んでいる人と経験は数年だが、熱があり、主体的に取り組める人を比較した場合、経験年数という点では前者が支援という意味では優れていそうですが、実態としては、熱があり、主体的な人の方が、結果的に子どもを伸ばせる支援ができる人ではないかと思っています。
結局この手の話って、療育問わず福祉以外の業界でも同じことが言えると思います。
また、子どもを伸ばすことを第一に考えて支援を行う場合膨大な情報のインプットが絶対的に必要となりますしだいぶ考えることが多いため、
自然と頭を悩ます機会が増えると思います。
対人援助職の場合は、常に情報のアップデートが必要であると思っています。
じゃあ実際の効果として、どれくらいの期間療育を受ければ効果がでるのか。
3カ月?6カ月?1年?
個別療育5回目くらいから「あ~伸びてるのがわかります」と反応される親御さまが多いです。
もちろん、個人差や、1回~5回目の間の間隔がどのくらいかによって差はでます。
①3カ月で5回(月2回)、②1ヶ月で5回(週1回)、③2週間で5回(週2回)
さて①②③、どの頻度が一番伸びると思います?
③を選ぶ人が多いのではないでしょうか。
知らない英単語を①②③どの頻度で暗記するのが一番暗記できるか?と聞かれたら
皆さん③を選ぶと思います。
なにが言いたいかというと、「療育の効果」と「療育の回数」はきっても切り離せない事柄ということです。
つまり、以下条件が揃えば子供はほぼ確実に伸びる!(と思っています)
・支援員が子供の発達にあわせた支援ができている
・子供が週2回以上、その療育を受けることができている
※子供の生活リズムや親子関係に問題がないことが大前提です
逆に、支援員がどんだけ素晴らしくても、歴30年のベテランさんでも
月1回年間12回の療育では、伸ばせるものも伸ばせません。
仮に支援員側の実力不足ではあるが、熱量及び向上心のある人が提供する
療育を週2回以上安定的に受けていれば、結果的に伸びると思います。
事業所を運営する立場としては、実力が足りなくても
熱量があり、自分から考えて動ける人と一緒に働きたいと思っていますし
そういった方は仮に療育でなくても活躍できると思っています。
結局、何事も熱量による、ということだと思います。
すごいまとめ方ですが、要はやる気(気持ち)次第・・・(笑)
療育を受ける親御さんからすると、「えっ」と思われるかもしれませんが
実際そういう世界ですので、あえて現実を書きました。
また書きたいと思います!
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