気になる企業を調べてみた5(関西スーパー)
経営理念
最初の一言目が「普段の」というワードであることがとても好印象に残りますね。社名が関西スーパーマーケットとあるように、スーパーマーケット事業に全精力を傾けていることが伝わってくる理念だなぁと率直に感じます。企業の姿形が想像できる誠実な経営理念の印象です。関西に居たときに多数のスーパーマーケットありましたが、結局関スパを使っていましたね…魚の鮮度とかほんと良かったもん。普段使い、してました。
H2Oリテイリンググループと統合へ
関東系のオーケーからの買収提案が否決、H2Oリテイリンググループ(=阪急・阪神百貨店、イズミヤなどを運営)と統合する案が可決されたということで、今後「H2Oリテイリングの関西スーパーマーケット」に進化・変化していくということになりそうですね。
移動スーパー「とくし丸」
正直、全く知りませんでした。高齢者等に対する買物支援や見守り・防犯協力を目的とした移動スーパー「とくし丸」とのこと。現在19台も開業しているとのこと!考えても収支とか諸々考慮すると「踏み出しにくい」と思われる業態にも取り組んでいる点は美辞麗句で作りこまれた報告書や活動よりも、ストレートに響いてきます。こーゆー企業が生き残っていってほしいんよ…。ほんと。
業務提携から統合へ
さて、業務提携から「統合」になるということは、資本主義の世界にもう一歩入っていくことになり、共同仕入れや関連会社の商材の販売などH2O色が入ってくることになると想定されます。コストメリットはおそらく、出るのでしょう。ベネフィット(消費者から見た価値)は維持向上に繋がるのか、見ものです。(イズミヤや阪急オアシスと何が違うん?ってならないことを祈りつつ…)
独自性の維持
というわけで、今後気になるのはコレ。地域に根差している同社が今後統合を経て独自性が維持できるのか?今後の役員構成や「とくし丸」の動向、商品棚の構成などは注視したいですね。関西に居ないのでリアル店舗に行けないのが残念…。。。
数字関係
何がすごいって、利益伸びてるのがすごい。コロナ禍がプラスに働いたとも考えられますが、売り上げが爆発的に伸びたのではなく、利益率が伸びている点。コロナ対応でコストが先行しそうなものですが、順調に利益水準が伸びている「優良企業」ですね。過去5年度で利益倍ですよ。凄い。
結びに
今後の動きは世間の注目は下火になるでしょうが、今後も経営理念にある地域のお客様の信頼に応えていく企業であるかどうか、気になる企業ですね。ほんとH2Oさん頼みますよ…(関西に行ったら関スパに寄ろう…絶対寄ろう…。
追記第二ラウンド…?
議決権で揉めているご様子…。。。
http://www.kansaisuper.co.jp/upimages/irinfo/irnews_654.pdf
今回ご紹介させていただきた企業様 http://www.kansaisuper.co.jp/company/index.html