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世界のクリスチャンサッカー選手その9〜イ・ヨンピョ〜

日本にとって最も身近な外国である韓国。
良くも悪くも話題になりやすい国であるが、実はかなりのキリスト教国家であることをご存知だろうか。
(一説では、街中ではコンビニの数よりも教会の数の方が多いとか。)
そして、私が通っているキリスト教福音宣教会を創設した鄭明析牧師先生の故郷でもある。
そんな韓国だが、サッカーにおいてはアジアでも有数の強豪であり、2002年の日韓W杯では、アジアの歴代最高となるベスト4進出も果たしている。
今回はそんな韓国代表で活躍したクリスチャン選手を紹介しよう。

○イ・ヨンピョ(現サッカー解説者、元韓国代表)

韓国内のクラブ安養LG(現ソウルFC)でプレーしていたヨンピョは、韓国代表でもサイドバックとして活躍した。2002年の日韓W杯では、チームのベスト4入りに貢献し、当時韓国代表を率いていたヒディンク監督にも高く評価された。大会後にはオランダの名門PSVに移籍し、その後はイングランドのトッテナムやドイツのドルトムントなど欧州の名門を渡り歩き、2013年にカナダのバンクーバー・ホワイトキャップスを最後に現役を引退した。
韓国代表でも通算127試合に出場し、5得点を記録している。
機動力や運動量、ドリブル突破に優れたサイドバックであり、攻守に渡ってチームを支えることができる選手である。
非常に努力家であることも知られ、個人練習を欠かさず行い、欧州でも成功を収めることができたが、彼も非常に敬虔なクリスチャンである。
ヨンピョは元々別の宗教環境で育ったが、友人たちから彼らのキリスト教信仰の話を聞くようになり、聖書を読むことを勧められ、キリスト教に身を置くようになった。
「聖書を読み、親しい友人と話す中で、私は真剣に真理を探し求めるようになりました。驚くことに、神様はご自身の存在をはっきりと示してくださいました。私の心は永遠に変えられました。」とヨンピョは語っている。
「サッカーは、私が主に栄光を帰し、主に仕える一つの方法に過ぎません。」と語ってもいる。

ヨンピョの元にカナダからオファーが来た時、他のチームからはもっと高額のオファーが来ていたが、ヨンピョはそれを断り、バンクーバーへの加入を決めた。それは、バンクーバーこそがサッカービジネスを学ぶに相応しい場所だと思ったからであり、将来の自分のキャリアのことを考えてのことだった。現在、ヨンピョはサッカー解説者として活躍する傍ら、子供たちにもサッカーを教える活動もしている。

目先のことだけ考えず、将来のことも考えながら、常に最善の判断をする。信仰生活においても、いつも神様に自分の進むべき道を聞きながら行なうことが大事であるし、その道を信じて突き進む力をくれるのもまた神様である。
イ・ヨンピョは今日も、子供たちにそのような信じる心をサッカーと一緒に教えているのかもしれない。

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