[創作論125] 微生物による分解
PET原料を嫌気性条件下で分解する微生物が発見されました。
プラスチックゴミの約8割は地中に埋め立てられており、酸素の無い環境で如何にプラスチックを分解するかが世界的な課題となっています。
今回研究チームは、PET原料が嫌気性条件下の汚泥で分解されることを発見しました。
分析の結果、今まで発見されてこなかった新しい微生物や酵素の存在が確認されたとのことです。
普段意識することは少ないかもしれませんが、自然界のメカニズムは非常によくできています。
例えば光合成が挙げられます。
二酸化炭素の科学的な還元は高度な技術が要求されるのですが、植物はそれをいとも簡単に行ってしまいます。
今回の研究においても、人間が科学的に困難なことを微生物は容易くやってのけるわけです。
自然界の美しさや不思議に目を向けてみるのはいかがでしょうか。
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