[創作論973] カラーソーラーパネル
建物の外観に配慮したカラーソーラーパネルが開発されました。
太陽光発電システムのうち、ソーラーパネルの色などの外観は、建築家や施主からの評判が良いとはいえません。
研究チームが開発したソーラーパネルは、モルフォ蝶に着想を得た「MorphoColor(モルフォカラー)」コーティング技術を採用しました。
モルフォ蝶の羽は「3Dフォトニック構造」が特徴で、低損失の干渉効果があり、どの角度から見ても鮮やかで安定した色彩を生み出す性質があります。
研究チームは、真空プロセスを使ってソーラーパネルを覆うガラスの裏面に3Dフォトニック構造の加工を施し、ガラスカバーの着色に成功しました。
このカラーコーティングを施したソーラーパネルは、非コーティングパネルの約95%の出力を確保できます。
MorphoColorの商標は、EU、スイス、中国、米国、日本、韓国ですでに登録されています。
さらに、自動車産業では、MorphoColorソーラーパネルを内蔵したガラス製の自動車ルーフとボンネットに対して、ドイツの主要な自動車メーカーが大きな関心を示しています。
素晴らしい技術ですね。
創作活動でも使ってみたいですね。