[創作論956] 恐竜の発見

ティラノサウルス科恐竜の新種が発見されました。

ティラノサウルスには30種ほどのティラノサウルス亜科が存在し、いずれも大きな体格と鋭い歯が生えた大きくて深い鼻口部が存在することで知られています。
現在の北アメリカ大陸やオーストラリア大陸から化石が見つかっているほか、中国やモンゴルなどのアジア大陸でも化石が発見されています。
中国では、江西省と広東省に分布する「南雄層」と呼ばれる地層からティラノサウルスを含む恐竜の化石が非常に多く見つかっており、特に「キアンゾウサウルス」などが発見されたことで知られています。
今回新たに、南雄層から発掘された化石が新種だったと判明しました。
報告された恐竜は「Asiatyrannus xui」と名付けられました。
Asiatyrannus xuiはもともと2017年9月に江西省贛州市南康区沙河鎮の建設現場で発見されたもので、ほぼ完全な頭蓋骨と、尾椎を含む部分的に関節が切り離された頭蓋後骨格、右大腿骨、脛骨、腓骨など多くの部位を復元できたそうです。
特徴的だったのは長い鼻口部を持っていたことです。
キアンゾウサウルスも「鼻が長い」として知られている種ですが、Asiantyrannus xuiは頭骨がキアンゾウサウルスの半分しかないにもかかわらず、同じように多種と比較して長いことが確認されました。
他のティラノサウルスと比べて体格が小型であることから、比較的小さくて素早い獲物を食べていたのだろうと推測されています。


素晴らしい発見ですね。
創作活動でも、遥か古代に想いを馳せてみるといいかもしれません。

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