[創作論949] 宇宙ゴミ

地球の軌道上を漂う宇宙ゴミの撮影に成功しました。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)は数10mのロケットや人工衛星のパーツから、宇宙飛行士が活動中に落とした数cm程度の工具まであります。
スペースデブリの移動速度が遅い場合は地球の重力に引かれて大気圏に突入しますが、重力に引かれないほどの速度を持つものは秒速3~8kmの速度で移動しているため、宇宙ステーションなどに衝突するとかなりの破壊力を生み、大きな損傷を与えることになります。
また、大気圏に突入した場合でも、サイズの大きいものは地表まで達し、危険な落下物になりえます。
東京に本拠を置くアストロスケール社は、スペースデブリの除去サービスの開発に取り組む世界初かつ世界唯一の民間企業です。
アストロスケールは、軌道上を移動する廃棄されたロケットの撮影に成功したと発表しました。
実際に真上や真下からもロケットを捉えており、あらゆる角度から撮影に成功しています。
今回公開されたスペースデブリは、温室効果ガス観測技術衛星の「いぶき」を打ち上げた際の重さ3トン、全長約11mのロケットで、約50mの距離から撮影されました。
今回の成功は、長距離軌道上のデブリの運動、損傷、劣化状況を明らかにするために、高画質の画像と十分なデータを取得することを目的とした『フライアラウンド観測サービス』の技術的実証として評価されています。


素晴らしい技術ですね。
創作活動でも、宇宙のような壮大なスケールを意識したいですね。

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