懇親会デビュー
研究者が集まる懇親会に参加してきた。初めてだった。
参加することを決める前に、いろいろと迷っていた。あの研究会の会員ではないし、専門も他の人と違う。また、パーティーなどの場面で人に声をかけるのが苦手で、自分をアピールするのもしたくない。だがら、学会に何回も参加したことがあるが、自分を売り込む場所だと先生に言われた懇親会には一度も参加したことがなかった。
しかし今回参加したいと思ったのは、まず参加費が安いから。学会の場合はだいたい5000円もするが、今回の研究会の場合は3000円だった。そして、発表される内容は自分の関心のあるテーマなので、そこで貴重な話を聞けるといいなと思ったから。
自分のこのような懸念を幹事の方に話したら、背中を押すようなメールをもらったので、思い切って参加の登録をした。そこで会いたい人と会えるなんて思ってもいなかった意外なことが起きた。
発表が終わって、懇親会会場に移動する前に出席名簿で、いまの研究テーマにたどり着くのに助けてくれた先行研究があるが、その研究をされた先生の名前を見つけた。しかもその先生も懇親会参加に〇をしていた。3月の学会でお話できたらいいなと思っていたが、それが早く実現できるのが考えていなかったので、びっくりした。ネットで先生の写真を見たことがあるが、実際に会ったことがないので、早速確認しに行ったら、確かにその先生だった。では懇親会で詳しく話そうといわれたが、会場移動の時に分かれたので、懇親会が始めてすぐお話できなかった。
懇親会の最初は思った通り、まったく知らない人にどう声をかけたらいいかわからなくて、食べることに専念したら、声をかけてくれる方がいらっしゃって、助けられた。後に話したいあの先生と話し合うことができたが、貴重なチャンスだと思っていたからかもしれないが、自分の考えや研究していることを一方的にしゃべっていたと、いま反省しているところだ。
帰ったらすぐにお礼のメールを送った。先ほど返事がきて、励ましの言葉が綴られたものだった。
懇親会に参加してよかった。
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