送別会に参加して
今日研究発表会の後に、3月に卒業する修士2年の先輩たちの送別会が行われた。それに参加したかったが、気に入らない同級生と同席したくないため、理由をつけて欠席すると幹事の方に伝えたが、研究発表会の後にその人が参加しないことを知って、参加することにさせてもらった。
送別会に行く前に、研究室で修士2年の一人の先輩とじっくりとお話ができた。最初は研究についての話だった。なぜそのテーマを選んだのか、なぜそういう仮説を立てたのか、研究してみてどうだったのか。そこで、研究することの現実性を知ることができた。例えば、指導教官の研究テーマをベースにしないと指導してくれないとか、指導教官に頼りすぎてはいけないとか、実験参加者の人数が少ないと仮説通りの結果にならない可能性があるとか、プレゼンの時相手が分ってくれるどろうというスタンスで臨んではいけないとか、結局自分の身を守れるのは自分しかいないとか。最後はなんと生きていくことについて話し合っていた。
後の送別会では、二人の先輩は一人が就職し、一人が後期課程に進学するので、お話も就職と研究の両方を中心にしていた。しかしその前に学生幹事の「プロ精神」に驚いたのが印象深かった。
予約時間の前に店に到着して、エレベーターの前でみんなが来るのを待っていた。最後の一人が来るまでずっと待っていた。食事中でも女性ばかりの中でみんなの会話にうまく入っていた。そして最後までお話に上手に付き合ってくれた。入学したばかりの時は、若い男の子のわりにちゃんとしているなと感心していたが、研究も人付き合いもここまでできるとは思いつかなかったので、さらに感心させられた。
送別会で貴重なお話がたくさん聞けたと思うが、なぜか疲れたなとも思った。それは、大人の世界になれていないからなのか、それともお酒を飲んだからなのか。