人との境界線を、意識していない自分
ある人に対して憎しみを抱いている。その感情は何なのか、それとどう付き合うのか、などのことに取り組むには自分一人ではできないと感じて、カウンセラーの先生と話し合っている。
今日の話し合いの中で、他人との境界線を意識していない自分の姿が見えてきた。
というのは、自分の考えや思いを勝手に他人に当てはめて、自分の見えた他人は実は自分の思いによって作られた他人にすぎないということ。つまり、他人を他人のままに見ていない。だから、他人は自分の思う通りにしてくれないときに、ショックを受ける。そして、ショックを受けてから初めて、その人が実は自分とは違う、別の人間だと気づく。
ネットで「人との境界線の引き方」をキーワードで検索したら、自分のことは「バウンダリー・オーバー」(お節介)と言われているようだ。他人に頼まれていないのに、自分の考えや感情を他人に侵入させること。
確かに、「人の心にズカズカ入ってくるから避けられているのはなんでわからないの」とあの人に言われたことがある。
わからなかった。
「人の領域に入ってくる人」を検索したら、「他人に干渉する人の心理と対処法」が出てきた。そのサイトによると、他人に干渉する人の心理が5つある。
1.相手のためだと思い込んでいる
2.他人に必要とされたい&認めてもらいたい
3.相手のことを見下している
4.嫉妬している
5.他人の噂が大好き
解説を読んだら、3は微妙だが、1と2は自分に当てはまりそうだ。「人助けの意識」、「空気が読めない」、「程良い距離感がわからない」、「うまく人と関われない」、「欲求不満を抱いている」、、
しかし、自分は誰に対しても干渉したがるのではない。特定の人だけ。
親とのやり取りの話を先生にしたら、親子とも愛情表現の仕方が不器用だと言われた。
他人との境界線を意識できないのはそういう親子関係に関係している気がすると先生に言われた。私もそう思った。
しかし、両者の間はどういうメカニズムになっているかはまだわからない。
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