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海外ノマド…日本語講師で実質年収1000万円稼ぐには?

海外ノマド生活を送る私は、学業や仕事の関係で海外の様々な国を移住したり移動したりして生活している。

そんな私の現在の本職は日本語講師だ。
日本語講師はコロナ禍の影響もあってか、オンライン日本語講師も増加した。これは恐らく日本語講師資格が国家資格になって、正式な日本語講師になるのが多少難しくなったから、というのもあるだろう。

そんな日本語講師だが、実際どのくらい稼げるのだろうか。今回は私の経験や調べた情報を元に書いていこうと思う。


国内における日本語講師の平均給料

勤務地や雇用形態によって給料は大きく異なるので、まずはその雇用形態が一番大事なところだ。
求人情報サイトや関係者の話などを参考にすると、

●国内の日本語学校で常勤講師として働く場合、年収は300~400万円ほど。
●非常勤講師では、授業1コマで1500~2000円ほどが一般的。

というものや

具体的な年収は、令和5年賃金構造基本統計調査によると、日本語教師の全国平均年収は約483.5万円。だそうだ。
年齢別に見ると年齢(経験)と共に年収500~600万円まで稼げるかもしれないということだ。

では常勤講師として仕事を探す方がいいが、国内の日本語学校においては、大半が非常勤講師として働いているようだ。
その場合授業のコマ数で月給が変わるので、自分が担当する授業のコマ数によって収入が変わる。
授業1コマで1500~2000円程度が相場だが、これは1週間のうちに勤務する日程・時間などは人によって異なるので、収入も確定しない。また、非常勤の場合は授業がなければ収入がなくなってしまう。学校によって夏休みなど授業がない期間もあるので、その期間は給料が入ってこないことになってしまう。

別のサイトでは
日本で仕事する専任講師の平均年収は、330万円
日本で仕事する非常勤講師の平均給料は145万円です。時給にすると約2000円程度

ともある。求人サイトなどで探した場合
求人サイトでは正社員が300万円〜450万円程度
で求人があるようだ。

また、
フリーランスの平均時給は3,894円とあり、フリーランスは非常勤講師と比較しても、時給がかなり高くなる。これは自分で生徒を見つけて自分で生徒から直接お金が入ってくるので、学校などで教えるよりは1時間の時給が高く感じることもある。ただ、自分で生徒を見つけなければいけない、自分で教科書など教材も準備しないといけない、など別の仕事も多くある。最近はこのフリーランス=オンラインでの日本語講師も増えている傾向にあるのではないかと思う。


他のサイトでは
近年、日本語講師資格が国家試験になったこともあるからか、非常勤日本語講師の待遇は上昇しており、都市部ほど非常勤の給料は分かりやすく単価が上がっており、例えば、東京では45分を1コマとして、2013年は約1,500円だったのに対し2020年は約2,000円程度まで上昇している
専任講師の給料はネットなどの求人票をみると、「20万円~」などの最低給与額になっているが、年齢とか経験なども考慮されるので、こよりも良い場合もあるようだ。

海外の日本語講師給料事情


海外では国や施設によって差があり、求人情報サイトなどの情報では、多くの場合が「その国での生活には困らない給与」とされている。
場所ごとに見ていくと、アジア圏は給料も生活水準も手堅く確保できるようだ、ただし、額面では地域ごとに差があり、例えば日本語教師の求人が多く給与が高いといわれている韓国や中国では、月給約10~15万円程度。

まだ、同じアジアでも途上国の多い東南アジアでは、額面給与自体は8~10万円程度。日本円換算で低く感じるが実は東南アジア諸国は、日本語教育者にとって好条件とも言われている。特に、ベトナムやマレーシアなど東南アジア諸国は日本語教師の求人が非常に多く、額面は少なく見えても現地での給与水準としては高く、生活費を考えるとその国ではある程度高収入で、それなりにちゃんとした生活ができる、現地での生活水準を高く保ちやすい給与水準であり、例えば平均月収が3万円ほどと言われるベトナムなども月給10万円~。

欧米は意外にも高くはないようで、アメリカやヨーロッパだと、年収換算で150~250万円程度。現在の円安で換算すればもう少し金額が上がったように感じるかもしれないし、もしも日本円でこのあたりだと、生活を考えると意外と低いと感じるかもしれない。また、求人はアジアに比べてかなり少ない。

働く場所に関しては、公的機関や大学、専任講師、常勤講師として雇用される場合は、年収が高くなる傾向がある

海外求人では大学での求人もあり、その場合は、寮などの住居の提供、電気・ガス・水道代の支給、年に1回帰国にかかる交通費の支給といった待遇面が充実しているケースもあるので、どこまでその組織が負担してくれるのか、特にVISA,労働許可証問題もあるので、そのあたりも慎重に考えなければならない。
また、夏休みや冬休みも給料が支給される学校もある。ただし、その国に基づいた休暇制度があるので、夏休み、冬休みというのがない組織もある。

給料が高くて、安定した組織は

国内では給料が高い傾向にあるのだ大学勤務だ。
日本の大学に勤務する場合、その学校の規定に沿って給与が支払われる。そのため、日本語教師の中では比較的給与水準が高い傾向。

ただし、大学で働くためには学歴なども重視されるので、国家資格にになった日本語講師資格ではなく、修士や博士の学位や日本語教師としての経験などが求められることもある。修士や博士も日本語、日本語学習、日本文学、日本歴史など日本語学科、日本語学習に関連している分野のものを求められることも多く、採用枠も少ないため、就職は狭き門だ。

大学求人の待遇を見てみると

非常勤講師でも1時間6000円ほどと書かれている。常勤講師の待遇が具体的に求人に書かれていることも多いが、大学での常勤講師、准教授、教授…であればかなり好待遇だろう。

日本語講師の待遇を上げる方法

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