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筆記試験を全問マークシートにした
到達度としての筆記。そう考えてマークシートにしました。
私の指導の順序は次の通り。
1番目は年間指導計画。
2番目に提出課題・実技テスト・筆記試験の作成。
3番目は評価。
2番目が充実していれば評価はもちろん、自分の指導法の反省もすぐできます。
今回はマークシートを実施してから4回目になります。
毎回、作曲家の顔を答える問は98%ぐらいです。
聞き取りで楽器の音色を答える問ではピアノは100%でした。
生徒の暗記や記憶の傾向もわかります。
マークシートの平均点は36〜42点です。
満点は1〜3人程。度数分布は、20点台5〜15%、30点台25%〜60%、40点台20%〜60%の幅。
平均点周辺に集まる分布です。
B到達の%を45%(この数値はどの学校も大体同じでしょう)とすると、これでほとんどの生徒が、筆記ではB以上になります。
この方法をとって良かったことは、「特別な言葉を暗記するから」苦手だと思う生徒や、綺麗な字で記入できない生徒、文章を読み取る力がない生徒の敷居を下げることになります。
交流している特別支援級の生徒も、不安を感じないで受験できます。
一問一答で塗る。それじゃあ本当の力が読み取れないのでは?
いいえ、レポートや実技もあるので十分です。
そして何より、点数が良い答案用紙が手元に戻ってくることが中学生の子どもたちにとって、どんなに安心するか、です。
私が反省することは、正答率が低かった問と20点台の生徒への指導の改善だけです。
新しいことをやって良かった、と感じた方法の一つを紹介しました。
64歳で始めた、マークシートの話でした。