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重金属デトックス法関連:北太平洋はメチル水銀濃度が初期の水俣湾に近い 大気中にも水銀 【現在の日本全域への警告】引用

入口 紀男氏facebookによる投稿内容
2020年12月9日 ·
米国政府はメチル水銀を「核」に次ぐ人類の脅威と位置付けていますが、日本政府は対策を講じていません。北太平洋のメチル水銀濃度は年々高くなっていて、水俣湾の初期の状態に近づいています。しかし、国民にはその危険性が知らされていません。
 漁業は、GoToトラベル産業と同じように、わが国の重要な産業です。

熊本大学文書館・<水俣病>研究プロジェクト (HOME) より
入口紀男 Norio Iriguchi
 1932年 5月 7日から 1968年 5月 18日までの間に熊本県の水俣湾と不知火海に流された水銀の総量は、0.4~4トンのメチル水銀を含めて、400トン前後であったと考えられる。それによって水俣湾から不知火海沿岸などに及ぶ広い範囲でメチル水銀中毒症がひき起こされた。


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 かつて魚介類(ぎょかいるい)を多く食べる国民ほど長生きし、また、胎児も成長する傾向にあると考えられていた [1]。魚介類には、PUFA(多価不飽和脂肪酸)といって、 DHA(ドコサヘキサエン酸)や EPA(エイコサペンタエン酸)などの重要な栄養素が含まれているからであった。妊婦が、専門的な管理のもとでメチル水銀を含まない魚介類を食べた場合には、胎芽及び胎児の脳は良く発達することが期待された。しかし、近年市場に出回っている魚介類には微量の PUFAやセレン化合物の利点を凌駕してメチル水銀が多量に含まれるようになっており[2]、北太平洋で捕獲される魚介類には、メチル水銀が極めて高い濃度で含まれるようになった。
【以下リンク先を参考に願います】
https://www.asoshiranui.net/minamata/com06.html?fbclid=IwAR3K7TI5QkNWrwOCfpR4VC4cs1ZlZzi0twYA3_kUe2tdwCdGNyM_pvGPLAI

大気中に放出される水銀量 (トン)
(1990-2005年) 

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引用文献

水産物の消費動向(水産庁 2007)  (現在リンク切れ)
Global Mercury Assessment, United Nations Environment Programme (2013)  (現在リンク切れ)
日本水産学会編『魚食と健康 - メチル水銀の生物影響』恒星社厚生閣, 2014
魚類等のメチル及び総水銀濃度に関する調査研究(厚生労働省 2004)
U. S. Food and Drug Administration, "Mercury in Fish Cause for Concern?" 1995   (現在リンク切れ)
H. I. Maghazaji, "Psychiatric aspect of methylmercury poisoning." J. Neurol. Neurosurg. & Psyciat., 37: 954-958, 1974
E. M. Yokoo, J. G. Valente, L. Grattan, S. L. Schmidt, I. Platt, and E. K. Silbergeld, "Low level methylmercury exposure affects neuropsychological function in adults." Environmental Health: A Global Access Science Source, 2: 8, 2003
E. Oken, R. O. Wright, K. P. Kleinman, D. Bellinger, C. J. Amarasiriwardena, H. Hu, J. W. Rich-Edwards, and M. Gillman, "Maternal Fish Consumption, Hair Mercury, and Infant Cognition in a U. S. Cohort." Environmental Health Perspectives, 113(10): 1376-1380, 2005
農林水産省: 魚介類の暫定的規制値(昭和48年厚生省(当時)環境衛生局長通達)
昭和48年厚生省環境衛生局長通達(昭和48年7月23日環乳第99号)  (現在リンク切れ)
妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項(厚生労働省平成17年11月2日)平成22年6月1日改定
厚生労働省ウェブページ「魚介類に含まれる水銀について」
CODEX GENERAL STANDARD FOR CONTAMINANTS AND TOXINS IN FOOD AND FEED (CODEX STAN 193-1995) Amended 2010  (現在リンク切れ)
EXPOSURE TO MERCURY: A MAJOR PUBLIC HEALTH CONCERN (WHO 2007)  (現在リンク切れ)
Fish and Fishery Products Hazards and Controls Guidance Fourth Edition (FDA 2011)  (現在リンク切れ)
Methylmercury (MeHg) (CASRN 22967-92-6) (EPA 2001)
GUIDANCE FOR IDENTIFYING POPLATIONS AT RISK FROM MERCURY EXPOSURE (WHO 2008)
A. E. Vo, M. S. Bank, J. P. Shine, and S. Edwards, "Temporal Increase in Organic Mercury in an Endangered Pelagic Seabird Assessed by Century-Old Museum Specimens" Proceedings of the National Academy of Sciences 108 (18): 7466-7471 (2011)
毎日新聞「メチル水銀摂取 妊婦へ周知徹底を 健康影響、研究進まず」2016年11月28日





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