『ふろしきオニミチ』の話
こんにちは。中川です。
アソビジが初めて制作したボードゲームでもある「オニミチ」は、
販売を開始して15年程経っており、これまでも何度か増版してきました。
時代の流れもあり、増版する度に印刷代も郵送料も値上がり、
少しずつ利益を減らしたり、箱のサイズを少し小さくしたり、
値上げをさせていただいたりしながら、工夫してきました。
(企業努力!笑)
でも今年になって、オニミチの在庫が減り、
再度「増版のタイミング」を考えるようになった時に、
ずーーーーっと心の片隅にあった、
「やってみたいこと」
にチャレンジしてみたくなりました。
それが、「ふろしきボードゲーム」です。
私はふろしきが好きです。
軽いとか、荷物が無くなったら折りたたんでしまえるとか、繰り返し使えるとか、理由はいろいろありますが、
幼い頃から旅行に行く際に母が洋服を包んでリュックにスッと詰めるようにしてくれていて、知らず知らずのうちにその「便利さ」を体感し、馴染みがあった。というのが大きいと思います。
その後仕事で偶然、京都の山田繊維の山田社長と出会い、大人になってから再度ふろしきの面白さに触れたのをきっかけに、
「いつかふろしきのグッズがつくれたらなぁ」
と思っていたのです。
「ならば!いま!笑」
ということで、
紙のボードと箱をやめて、1枚のふろしきに変えてみよう!
とトライしてみました。
正直、このふろしきボードゲームは、そんなに市民権は得られないと思ってます。笑
だって、もし本当にみなさんにとって箱のボードゲーム以上に「よいもの」ならば、既にたくさんのふろしきボードゲームが販売されているだろうから。
でも…
経費のことだけではなくて、笑
日本の文化でもある「ふろしき」に子どもの頃から触れてもらいたいし、
その便利さやおもしろさ、そして「柔軟さ」を遊びの中で味わってほしい。
というのが本当の想いです。
今回は、「ちょっとお試し」での制作販売になりますが、
今つくり始めている「新作」ボードゲームも「ふろしきボードゲーム」にしようと思ってます。
もしよろしかったら、遊びながらふろしきに「触れて」みてください。
便利さも不便さも含めて、文化に触れるきっかけになれば嬉しいです。
あと、「ふろしきだけ欲しい」という声も届きましたので、
限定にはなりますが、ご用意してみました。
少しでも、みなさんのお手元に届きますように…