短文:あいみょんと橘いずみと
最近、よくあいみょんを聴く。SpotifyでもAmazon musicでも基本ランダムでテキトーにかけている。なので、特に特定の人、曲を聴いているわけではなくいろいろな曲を聞き流している。
あいみょんをはっきり意識して、あいみょんを聴き始めたのは[今夜このまま]がドラマ『獣になれない私たち』曲に採用されてからなので、かなりのにわかだ。『獣になれない私たち』はドラマとしていまいちパッとしなかったが、歌は2曲(ビッケブランカの「まっしろ」)ともとても素晴らしかった。
そして、プレイリストであいみょんを聴き始めて暫くするとこの世界観というか、歌詞に力を入れたシンガーソングライターはかつて聞いたことがあるなーと思い始めた。
もちろん、時代も違うし、シンガーソングライターとしての立ち位置も全然違うし、音楽性も違う。私は素人なので、その辺の詳しいことはわからない。しかし、私にとってこの二人の音楽はちょっと近いところがあるのかぁと思う。もちろん、本人の音楽性なんかも時代と共に変わっていくのだろうが。
橘いずみ。ある程度の年齢の人には、ああそんな人もいたなぁーと思いだすかもしれない。
「失格」「バニラ」「さるの歌」「永遠のパズル」
かなりインパクトある歌詞、自虐的ともとれる歌詞である一時代を築いた。
どうやら二人とも兵庫出身だそうだ。たぶん、そんなことは関係ない。橘いずみは”女 尾崎豊”と呼ばれていたそうだ。当時、私はそんなことは知らなかったが、なるほどあいみょんも尾崎豊を聞いていたそうだ。
あいみょんのことぼんやり考えると友人である嘉島唯のことが頭をよぎる。なんか本人の感じと合っているからか?と思っていたら
このインタビューを嘉島がしていた。でも、多分、この記事を読んでいなくてもなんかそんな気がしたと思うし、改めて橘いずみを聴いてみるとなんとなく、この3人がオーバラップする。
まあ、当人たちは「はぁー?」と思うだろうけれど。
この文章はどこにも行きつかないし、ゴールも特にない。
ただ、40代以上の女性たちは何気にみんな、橘いずみをカラオケで歌える。失格を熱唱できる。普段全く歌っていなくても、話題に出さなくても、みんな何故か歌える。そいうどこか心の奥底に何かを訴えかけるものがあったのだろう。丁度、思春期の時だ。
あいみょんが10代の心に響くのもそんなことが関係しているのではないだろうか。
そして、特にオチもないし、短文でもなくなった。