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社内の1DayハッカソンでSlackアプリ「褒めボット」を作りました
こんにちは遠藤です。
昨年に引き続き今年もco-meeting社内のエンジニアメンバーで1Dayハッカソンを開催してみましたので、そのレポートです。
昨年のハッカソンの様子は、こんな感じでした。
先立って行われたアイディアソンでは今年も様々な案が挙がりましたが、今年もSlackアプリを作ることに、作ったのはずばり「褒めボット」です。
「褒めボット」は最近流行りの褒め会をオンライン上で実施するSlackボットです。
褒め会については以下の記事が参考になります。
褒めボットを作った背景
上記の記事を読んで、「これは良さそう!」と社内でも話題になり、今年の2月に社員一同で褒める会をzoomで実施してみました。
たしかにやってみると、なかなか良く、楽しい会になりましたし、お互いについてじっくり考える良い機会となりました。
進め方はこちらの記事を参考にさせていただいた。
実際にあがったメッセージがメモしてあったので少し書き出してみますと。
・会議の空気が止まった時にさりげなく進行をすすめてくれる
・トラブル時に頼りになる
・新しい技術に対する情報感度がある
・仕事を確実にこなしてくれる。計算できる安心感
・飲み会で助かる。話をつないでくれる
・家族仲が良い
・etc...
こんな感じに、褒める内容は、仕事に関することから、普段の気遣い的な内容まで様々でした。
これは定期的にやりたいねという話になりましたが、最近は全社員メンバーであつまるとき会社のバリューを考えることに時間を費やしていたりしていることもあり、その後なかなか時間が取れていません。
また、2月に実施したときの感想として挙がっていたものの一つとしては、いざ褒めようと思ったとき結構忘れていて、思いついたときにメモでもしておかないとという話も。
そこで、一同が集まらなくても、褒めたい!感謝したい!と思ったらいつでもメッセージをストックできるようにできたらいいんじゃね?。という話でそこそこ盛り上がり、今回のお題は褒めるボットを作ってみようということになりました。
褒めボットでできること
では、実際に作った機能について解説します。
褒める・感謝する
Slackのショートカットに褒めボットのメニューを追加しました。
誰かを褒めたり、感謝を伝えるにはメニューから「褒める(homeru)」を選択します。
褒める・感謝する相手を選択して、メッセージを投稿します。
自分が褒めたメッセージでまだ送信されていないものはショートカット「褒めコメント一覧 (homeru-list)」から確認できます。主に誤って投稿して書き直したいときに削除して再投稿できるように用意しました。
「褒めコメント一覧 (homeru-list)」を選択すると、自分が投稿したメッセージ一覧が表示されます。この表示は少々時間がかかります。
毎月1回褒めたレポート
毎月1日に、先月に褒め、感謝メッセージを指定したグループに投稿します。
実際に使ってみてどうだったか?
まだ使い始めて1ヶ月ですが、ちょうどレポートが届いたので、遠藤の所感を中心に、メンバーに聞いてみた感想をまとめてみます。
1ヶ月ごとの褒めレポートが共有のチャンネルの投稿されることについて
当初の仕様では、プライベートメッセージにて自分が褒められたメッセージのみ確認できるように進めていましたが、リアルにみんなで集まって行う褒め会と同じように、他の人が褒められている内容を知りたいという意見があり、自分以外が褒められているメッセージも確認できるようにしました。
しかし、投稿フォームはプライベートメッセージ感があるので、「投稿者と褒められる人だけが知っている内容を褒めたり感謝したりするのはプライベートな話題に触れる可能性があるので気をつけなければ。」という話題が複数人からありました。
そこは、使い始めるにあたって、全員にメッセージは公開されるよってことを周知する必要がありそうです。
何について褒め・感謝したのかわからなくなる
褒めメッセージのレポートは、時間差で月1回届くので、イベント起点の感謝メッセージは、後から読むと何のことだかわからなくなることも。
ひとまず、いつの投稿かはレポートで確認できるようにしたら良いかという話をしています。
そもそも、なぜ時間差にしたかについてですが、リアルタイムに褒め・感謝メッセージが送信されると、ちょっとお互い恥ずかしいので、時間差のほうが投稿の心理的障壁が低くなるのではという話からこの仕様になっています。
なんだかんだと褒められて嬉しい!
まだ、使い始めたばかりですが、「やっぱり褒められたり感謝されるメッセージが届くのはじんわり嬉しいよね。」という感想もあり、目的の効果はある程度あるようです。
弊社は、直接褒めたり、感謝したりするのが苦手なメンバーが多いので、そこそこ役に立ちそうな気がしています。
リアルな褒め会では、一定の時間、強制的に褒める内容を絞り出さないとならないので、そういった強制力がもっとあっても良いのかもしれないなとも思います。
そのあたりも今後の改善点ですね。
定着するかはまだわからない
昨年の「今日のひとこと」は、社内ですっかり定着し、リモートワークでもちょっとした雑談が生まれるきっかけとして、とても良い働きをしてくれています。
褒めボットも来年定着しているかは、今後の運用改善しだいと行ったところでしょうか。
自分も使ってみたいと思ったら
ハッカソンの成果物は以下のGithubリポジトリに公開しています。
https://github.com/co-meeting/homeru-bot
リポジトリのREADMEに環境構築手順が書いてありますので、解説に沿ってセットアップしてみてください。
ハッカソンの振り返り
最後に、ハッカソン自体の振り返りを。
今年は、1Dayハッカソンと言いつつ、アイディアソンを4月に開いてからから7月にかけて月に1回半日程度時間を作って少しずつ仕上げていきました。
2回目だし、システム構成も同じなので、まあ簡単にできるだろうとタカを括っていたのか、ちょっとダラダラと時間を掛けてしまった印象があります。
部活動的な活動なので良いのですが、ハッカソンならではの一体感とかアグレッシブさがいまいち発揮されなかったのは反省点です。
リモートでなくても同様かとは思いますが、アイディアソンからハッカソンを実際にするまでの役割分担とかToDoをもうちょいはっきりすべきなのかもしれませんが、やっぱり1日で仕上げるぜ!という意気込みがなんだかんだと一番大事な気も。
社内メンバー全員で実施するハッカソンは、また1年後あたりにやりたいところですが、このあたり忘れずに改善したいところですね。
終わりに
なんとか今年のハッカソンの成果物も社内で動き出し、今月からはまた個人ごとの活動に戻ります。
それぞれのメンバーが、チュートリアル記事を作ったり個人開発アプリをリリースしたりと自由なテーマで取り組んで行きます。
どんな内容が出てくるか、ぜひお楽しみに!