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【#004】RVの室内
我が家のRVはClass Aとしては小型クラスになる。とはいえBoondocking(外部電源や上下水道なしでの停泊)の際にスライドアウト(居室の拡大展開)しなくても就寝できるようなレイアウトのモデルを探した。具体的にはベッドがスライドインした状態でも就寝可能なこと。だから中古市場でなかなか出てこなかったんだよね。一応、就寝可能なのは7人と聞いているが、たぶんスライドアウトした場合だろう。
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そーいうわけで、ちょっと室内紹介!
ダイネット
一番、探すのにこだわったのがダイネット。せっかく自然の真ん中にあるキャンプサイトに居るのだから、窓から外の様子を満喫できるスタイルのものを探した。小型のモーターホームの場合、窓際にTVが設置されたレイアウトをよく見る。これはちょうど対角線にソファがあり、そこからTVを見るという設定なのだが、上述の理由でちょっと無粋な気がするのよね。まあTVはあればあったで良いのだが、メインに置くシロモノではないと思う。
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あとは対面式ではなくU字型のダイネットというのもある。確かにスペース的にゆったりしているのでイイ!のだが、残念ながらワタシのRVのクラスより小さいか、あるいは、もっと大きいモデルに採用されているみたい。ちなみにダイネットの奥の席はシートベルトがある。走行中に2人はココで着座できるのだ。
ソファベッド
ダイネットの正面向かって対の位置にはソファがある。食後などにくつろぐのが用途。一応、このソファからダイネットの後ろの壁にかかっているTVを見ることもできるが、そのTVをメインで見たいならば運転席・助手席のキャプテンシートを回転させてみた方が良い。
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ダイネットもなのだが、このソファもベッドに展開できる。こちらはクイーンサイズくらい?2人就寝可能だ。
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またこちらもシートベルトが付いているので走行中も着席できる。
マスターベッドルーム
主に就寝する場所であるマスターベッドルームがココだ。マットレスは購入時にはサイズが合っていなかったのでディーラーにクレームを入れた。大きすぎてスライドイン状態だとマットレスがドレッサーとぶつかって干渉する。結局は一部負担で好きなマットレスを買って良いということになったので、ネットで探して注文した。RVキングという特殊サイズなので意外とチョイスは限定される。それと高かった。たぶん米国生活のなかで一番高いマットレス。
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寝心地はどうだろう?一番の特徴は背中が涼しいことかな?だから夏の熱帯夜なんかは快適かと思う。とはいえRVにはエアコンがあるからこのベネフィットはそこまで重要じゃないな。あとは反発性が高い、要はフカフカ。キャンプ場での就寝としては最大級の快適さかと思う。ただこれまでのRVキャンプでワタシは熟睡できていない。そもそもキャンプ自体で熟睡できたためしがない。これはベッドのせいというよりも、普段とは異なる就寝環境だからだと思うよ。キャンプの夜って意外とうるさい。虫の音とか動物の鳴き声とかの環境音がね。だからこの辺は慣れかと思う。
バンクベッド
我が家のRVにはもう一つ、ベッドがある。運転席の真上の天井が下りてきてベッドスペースとなるのである。個人的には使ったことはないが、1人で寝るには十分なサイズ。たぶんツインくらい?
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ハシゴはマスターベッドルームのマットレス下収納に格納されている。取り出しは上述のマットレスが重いのでちょっと不便。だけどこのスペースは重宝するね。
アプライアンス
家電的には冷蔵庫・電子レンジ・ガスコンロ・オーブンが備わっている。いずれの機器も十分な機能を提供してくれそう。冷蔵庫は一般的な上が冷凍庫、下が冷蔵庫。おかげでアイスクリームなんかも保管可能。ちなみにこの冷蔵庫は動力が電気とプロパンのハイブリッド。だから外部電源がない場合はビルトインのプロパンガス供給で駆動している。
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電子レンジはドライキャンプ(Boondockingとほぼ同義、外部電源がないキャンプ)のときは使えない。ハウスバッテリーをリチウムバッテリーに換装すれば使えるとかだけど現状では外部電源が必要である。
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ガスコンロ・オーブンは室内での調理をしていないので、未だ未使用。キャンプ飯は主に外で調理している。ビルトインのプロパンタンクから外用のグリルやガスコンロにガスを供給できるようになっているので、外で火が使える。
シャワーとトイレ
水回りはキッチンのシンクもそうなのだが、シャワーやトイレは外部からの上水がない場合は清水タンクから水は供給される。水圧はビルトインのポンプで生成されるので、使うときはポンプのスイッチをオンにしなければならない。積載量は50ガロン(約189リットル)。ちょっとした手洗いなどは結構もつが、シャワーを使うとあっという間になくなる。ちなみにシャワーの温水はやはりビルトインのウォーターヒーターから供給される。熱源は電気かプロパンを選ぶ感じ。スイッチが2つあるので、適宜入れる。
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ところでシャワーヘッドを交換したら、非常に快適になった。もともと付いていたのシャワーヘッドは水圧が全然なくてうまく全身で水浴びできなかったのである。じゃあ水圧を上げれば良いじゃないと思うかもしれないが、このRVの水配管の水圧上限が55psiをなっている。だから外部からの水供給でも55psi以上にはできない。でも50psiぐらいだと上述のようにもともとのシャワーヘッドからはちょろちょろとしか水が出てこないのである。
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トイレの方はRVでは一般的なもので、用を足した後はボウルに水を溜め、ある程度の量になったらブラックタンクに流す。まあ言葉では説明しにくいがそんな要領だ。便器にフットスイッチがついており、これを半押しすると水が出て、踏み込むと排水溝の蓋が開くのでブラックタンクに流し込める。ブラックタンクの容量は40ガロン(約150リットル)と清水タンクよりも小さいが、キッチンのシンクやシャワーの排水は別の40ガロンのグレイタンクに流されるので極端な使い方をしない限りは排水が外部に出ることはない。
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洗面台の方は特筆することもあまりなのだが、ココはシャワー・トイレともどもドアで区切られているので締め切ることができる。また天井には換気扇もあるのでシャワー後の湿気を外部に排出できる。余談だがワタシは電動のソープディスペンサーを洗面台横の壁に取り付けた。よりホテル感が増した感じ。
テレビ
TVは前回の記事で触れたように外に1つと、室内に2つ。それぞれベッドルームとダイネットの後ろの壁に取り付けられている。外部端子としてケーブルTV用のものがRV外に取り付けられており、キャンプサイトによっては取り付けて視聴可能。またRVの屋根に地上波用のアンテナが付いているので、電場状態が良ければ受信できる。
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その一方でエンターテイメントセンター(要はビデオセレクター)なるものがあり、DVD/BlurayプレーヤーなどのAV機器やゲーム機などをつなげて各TVで楽しめるようになっている。
室内の装備は大まかにはこんな感じ。スライドアウトすればキャンプに来たとは思えないくらいの広々とした快適空間が出来上がる。もちろんスライドイン状態でも個人的には全く問題ないレベル。それにスライドイン状態だと、水平などを心配しなくてよいのでお手軽に車中泊が楽しめる。
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さて最後にClass Aモーターホームは日本で言うところのバスコンなので、前面の大きなウィンドシールドが特徴的である。これは走行中はパノラマな風景を楽しめるのだが、宿泊中はプライバシーが駄々洩れだ。カーテンとかを引けばよいのだが、このRVには電動サンシェードが備わっている。これも引き取り時は壊れていたのだが、つい最近になってやっとディーラーに部品が届き付け替えてもらったところ。おかげでやっと本来の機能が発揮された。取り付け後の感想だが、去年3回、サンシェードなしの状態を経験したことを踏まえたうえで、個室感ハンパねぇ!素晴らしいプライベート空間がキャンプサイトにできたことがとっても贅沢に感じられた。
今回も含めて3回にわたって我が家のRVの紹介をした。今後はRVのメンテやトラブルシューティングなどをここでは綴っていこうと思う。何かのお役に立てれば幸いだ。