終わりの始まり#1
■勢いだけの起業。
デザイン業界に入って25年以上。広告代理店との仕事や直接クライアントのプロモーションとかこつこつやった。
デザインのいろはも身につけ25年の経験をひっさげて「自分の力だけでどこまでやれるか試したかった」のが起業のきっかけ。何か新しい刺激が欲しかったのかもしれない。
デザインの表現やプロモーションなどの企画は取引先の悩みや置かれてる状況などによって変化します。
でも実際のところ同じ取引先と継続的に業務をするため同じようなデザインやプロモーションになりがち。
社風によってはクライアントも大幅な変更や変化は嫌う傾向も存在します。
クライアントの問題課題解決のため斬新なデザインや企画を提案しても拒絶反応を起こすことも。つまりその閉塞感が起業に向けての「終わりの始まり」だったと思います。
そのため会社員のころの取引先を引き抜かずに起業。取引先もいちから見つけようと、また見つけられるんじゃねぇ〜と。
根拠も戦略もなんにもない勢いだけだった気がします。つまり若気の至りですよ(^_^)
この歳になって考えるととても恐ろしい(笑)
晴れて、いや勢いだけで2006年デザイン会社を退職してフリーランスに。
当時SOHOとか言い方もありましたねぇ。今でも言うのかな?
※sohoの意味は「small office/home office」の略
屋号はネオクリエイトに。
モスバーガーでモスバーガーを食べながら決めたのを思いだします。
■無いのは社会的信用と仕事と保証。
勢いだけとはいっても約6カ月分の運転資金と事務所、Macや周辺機器など必要なものは準備して、いつでも仕事ができる環境は完璧。
なかったのは、そう社会的信用と仕事と保証。なければつくれ!
まず始めたのは
①デザイン専門の派遣会社への登録。
②営業。
③商工会議所への入会など。
①〜③の中で重点を置いたのが①の登録。
運転資金が尽きる6カ月の間に「社会的信用」「仕事」「売上」をつくる方法。
当然その方法がうまくいく保証はありません。
でも根拠はなかったもののうまくいくといった感覚はありました。
終わりの始まり#2につづく