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耳で聴く、心で聴く。
「好き!」となって、ずっと好きな曲はいくつもある。その中でも不動の王座に君臨する曲、BUMP OF CHICKENの『fire sign』。
イントロの入りからズガーーーンときた。イントロからの「誰かのために生きるという…」のメロディも最高。ずっと好き、Aメロからずっと好き。いつか好みが変わってランキングも変わるでしょと思って、十数年。未だに1番です、大好き。
そんな曲を車でかけながら帰ってきた今日。いつもの帰り道も特別な時間に感じられる。夕暮れの空がメロディにマッチしている。歌詞も覚えている、だから歌える。だけど、言葉は私の脳を素通りする。意味として、脳に着地してくれないのだ、まるでところてんのようにすり抜けていく。
だけど、数十年も王座に君臨している曲。少なからず歌詞と向きあう日もあった。今日もちょっと向き合った(安全運転でね)
誰かの為に生きるという
思いを込めた旗を抱き
拾ってきた笑顔の中に
自分の笑顔だけ見当たらない
いつか聞こえた泣き声を
ずっと探してきたんだね
少し時間がかかっただけ
自分の声だと気づくまでに
星は廻る 世界は進む
おいてけぼりの心の中に
微かでも 見えなくても
命の火が揺れてる
風を知って 雨と出会って
僕を信じて燃えてる
自分を見失いそうになっている。
自分とは何か。何者なのか。
人を気にして生きている。
誰かの役に立ちたいと思っている。
だけど、何か満たされなくて。
本当の自分は心のどこかに隠していた。
自分でも気づかないどこかに。
何もしなくても時はすぎ、
環境は変わっていく。
その流れに乗れなくて焦らなくていい
自分は自分の中にある。
自分という小さな世界の中でも、
色んなものに出会って、
育まれてきたものがある。
本当の自分は
外の世界に接している自分を
どこかで見守っていてくれている。
自分の中に居場所はある。
帰り道、曲の歌詞からは「自分探し」がテーマの曲なのかな、と思った。
落ち込んでいる人を励ます曲、新しい一歩を踏み出すときに背中を押してくれる曲、迷っている時にヒントをくれる曲。何も答えがでず「あーーーーやっぱ好き」みたいな時だってある(これが大半)
聞く時々で受け取り方が変わる。
暗闇の中で温かくゆらめく灯火のような曲。
耳で聴き、心で聴く。
曲を味わっている気がした。