第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/22講評その2(かなこさん分)
第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、審査委員のかなこさんに講評をいただいた作品について、掲載させていただきます。
かなこさん講評文(2作品)
三国志で、曹操が劉備との攻防中、進退を思案中に鶏湯を食べている場面があります。伝令がきたのに食べるのに夢中で、「鶏肋、鶏肋・・・」とつぶやきます。それを楊修が「鶏肋(鶏のあばら骨)は捨てるには惜しいものでありますが、食べても腹の足しになるほど肉がついておりません」と漢の劉備に例え、退却を促します。
曹操が食べていたであろう鶏肋は、鶏のどこの部分なのでしょうか。チキンスペアリブの検証、考察です。
『スペアリブは「肉が少しだけついたあばら骨(=あばら肉)」という意味になるようです。』
鳥類の全身骨格と名称の図で説明しています。これによりますと「橈骨と尺骨の部分、いわゆる手羽中」だといいます。
「チキンスペアリブは、手羽中を2つに割ってつくられてる部位なのです。よって、チキンスペアリブ=手羽中÷2ということになります」
これで謎が解けました。
疑問なく、すんなりとチキンスペアリブを食べることができます。
手羽中は、柔らかい部分で煮ても焼いても揚げても美味しいし、出汁もとれます。
pirokichさんのチキンスペアリブへの探求心は、命をいただき、大切に食べることに繋がり、壮大なロマンでもあります。ありがとうございました。
もりおゆうさんは、プロのイラストレーターです。心に残る水彩画を中心にnoteでもご活躍されています。「僕の昭和のスケッチ」シリーズは令和の時代に残していきたい優しく、懐かしい世界です。
「鶏肉としめじの蒸し物」をイラストで紹介してくださっています。淡い色合いで、わかりやすいです。鶏もも肉を味付けし、しめじと一緒に蒸すのですが蒸し椀の色、模様が素敵だし、昔ながらの蒸し器で、「フキンは必ず」と記されてます。この蒸し器が昭和感があって、いい雰囲気です。
ゆうさんのどの絵も欲しいな、絵ハガキとか、部屋に飾りたいな、と思うのですがこのイラストレシピ、レシピ本になったら素敵だと思いました。スーパーにおいてある、レシピのチラシではなく、本です。あ、でもこんなレシピが置いてあるスーパー、いいなぁ。
コツは「余計な物を入れない方が美味しいという事です。」
このお料理に限らず、人生そんなこともあるなぁと思ってしまいました。シンプルが一番。
尚、この作品は応募期間を過ぎての参加となりましたが、例外とさせていただきました。例外理由として著者が1月15日期限であることをご存じではなかったことと、内容が良いと感じましたので審査員権限で、ぜひ講評したいとしたことをご了承ください。
ありがとうございました。
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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。
引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。
よろしくお願いいたします。
*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。