第3回THE NEW COOL NOTER賞エッセイ部門~8/27講評
第3回THE NEW COOL NOTER賞エッセイ部門へご参加いただいている皆様。
8月エッセイ部門の授賞発表まで、残りわずかとなりました。
第3回THE NEW COOL NOTER賞では、毎月部門を変えてコンテストを行い、12月に各部門の最優秀作の発表と最終授賞を行います。
授賞者には、7月部門と同様、みこちゃんお手製の素敵なトロフィーが贈られます!
本日は、4つ講評を掲載させていただきます。
どうぞ、楽しんでいってください。
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<講評(ゼロの紙さん)>
ひとりひとりが集う「家族」はひとつの
大きな輪の中にいるようで、時間と共に
その輪郭はふしぎな形を見せる時があり
ます。
その「家族」の中でもとりわけ弟さんの
存在に広葉さんはゆっくりと時間を手繰
るようにやさしい眼差しを注ぎます。
6歳離れた弟さんへの感謝の賛歌ですね。
時が積み重なった今、彼は4姉妹のお父様に
なっていらっしゃいます。
小さい頃のやさしさが昔の形のまま育まれ
て。
お母様がご病床にあった時もお父様や
広葉さんへのやさしい気遣いで気丈な姿勢
を貫かれていたエピソードがとても沁みます。
お母様のご遺言をまっすぐ守られる
弟さんのやさしさは、共に家族でいた
時間こそが育んだものなのかもしれません。
広葉さんは感謝を伝える企画の中で
このエッセイをしたためられました。
自分のルーツは確かにここにあると感じ
られることは、人生を歩むための勇気に
つながってゆくことに気づかされました。
そして最後は静かな決意のように、いつも
見守ってくれるお母様への感謝のことばで
結ばれます。
最後の句点を読んだ後もういちどこの
エッセイのタイトルへと踵を返した時、
やさしさと力強さの象徴である太陽の
ような弟さんとやわらかな癒しで見守る
月である広葉さんを重ねていました。
そしてわたしは思いました。
月と太陽はいつしか弟さんになったり
広葉さんになったりしながら、これからも
なくてはならないかけがえのないふたりに
なってゆくのだと。
広葉さんすてきな弟さんへの賛歌を歌い
あげてくれたエッセイをありがとう
ございました。
いつかぜひ弟さんに読んでもらえる機会が
あるといいですね。
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<講評(ヒロさん)>
記念日の日にちは覚えてはいるけれど その日起こったことや 心情が記憶に薄いと後々さびしいものだと思うのです。
祝日・山の日を選んで入籍日とされた 仲睦ましいカップルの1コマ。
山の神様も祝福したロマンチックな甘い思い出......と ことが運ばないところがご愛嬌なのです。
導入からのウキウキした楽しいリズムが文章全体を支えています。
深刻なトラブルさえも小気味よくコミカルに、微笑ましく読み進められます。
上質ではあるが どれだけ頑張っても嚙み切れないお肉に 新婚さんお2人の強い結び付きが重なるようでした。
のどもと過ぎれば熱さ忘れるように、辛いハプニングも笑いのある良き思い出になりました。
喉元を過ぎてほしかったのは お肉の方だったですね(笑)
Sazanamiさん 、遅ればせながら新婚2年記念月 おめでとうございます☆☆
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<講評(ヒロさん)>
若者らしい 、成長と学びが等身大で綴られたnote.
エンターテイメントは人格形成、個性の構築に大きな影響を与えます。
昔からというより 古代よりの必須なのでしょう。
"推し"がいるからこそ充足や楽しみ・気付きがあり、そしてファンがあるからこそアーチストは活動の場を作れる。
お互いのエネルギーが行き来して、売れていく過程の中にいることは幸せを感じるものです。
オタクと自称できる入れ込みの強さ、マニアックなジャンルへの造詣は多様化していく社会に大きな武器となるのだろう と伝わります。
のめり込めることも才能、思わぬ不祥事やにがっかりし、また違うアプローチでエンタメと触れ合う ありのままの心情が伝わります。
若者の 繊細さと可能性に触れたような 爽やかな読後感と余韻が心地良かったです。
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<講評(ヒロさん)>
初めて聴いても 懐かしさを感じるようなキャッチーなメロディライン。
そして日本の言葉を この機会にもう一度楽しんでみないか と誘われたような ありふれた言葉たちの再活性。
押し付けがましくない自然なノリに合わさる 日本語の言葉遊びに こんな手があったのか と微笑んでしまう。
心地良いメロディにノっていると 突然の変調が忍ばせてあり記憶に定着します。
らう♪さんのこのnote.からは"藤井風"というワードに目が留まった人と曲と詩を分かち合いたい、もしまだ知らない人がいたら聴くきっかけになって欲しい との思いが伝わります。
良いと思ったものを伝えたくなる嬉しさ、それは使命のような感覚なのかもしれません。
高校時代の恩師、在校生と 大成した後にも繋がるアーチストは稀有な存在でしょう。
そんな人間性にも触れられ、魅力を感じられます。
音楽の素晴らしさとパワー、そして音楽を通じた広がりと結びつきを再認識させられるnote.でした。
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*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。
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他の参加者様の作品もお読みいただき、ぜひ、当コンテストを通して新しく知り合い、また仲良くなった、との声をお聞かせください! 皆様の縁がつながるコンテストでありたく思います。