第3回THE NEW COOL NOTER賞エッセイ部門~8/20講評
第3回THE NEW COOL NOTER賞エッセイ部門へご参加いただいている皆様。
8月エッセイ部門への応募について、本日は3つ講評を掲載させていただきます。
また、9月部門の募集が始まっています。
募集にあたり、審査委員を務めたいただく3方より、寄稿をいただいていますので、記事を書く参考にしていただけると幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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<講評(ゼロの紙さん)>
瑳月友さんのエッセイは、大人になっても
学ぶってどういうこと? という切り口で
語られながら、一方で「THE NEW COOLNORTER」
賞に応募するまでといった趣のエッセイになっ
ています。
エッセイや創作をされる瑳月さんは、ご自分
のスタイルで今までやってきたので、書くた
めに勉強することはそれほど必要ないんじゃ
ないかという持論を展開されるのですが。
そんな折偶然みかけたこの賞への想いが募り、
文芸部門に出してみたいと思い立ち。
その時の逡巡が、とても素直に日記のように
表現されています。
文芸部門の中の詩のジャンルで応募される
瑳月さんが、あたたかい講評を得られたこと
へのよろこびをひとつひとつ言葉に置き換え
ながら。
応募までの気持ちを書くというメイキング
オブ的なエッセイは、きっとこれからまだ
まだ続くこの賞に応募しようと想いながら、
その1歩が踏み出せない読者にとって、とて
も勇気づけられるエールになるのではないで
しょうか。
そして有難くも、この応募をきっかけとして、
ご自身の創作への旅の出発を、意味する、力
強い宣言に似た抱負も語られています。
この賞を、ご自身の学びの1ページに位置
づけて頂いたことほんとうにうれしく
思います。
瑳月さん、応募するまでの想いを詳らかに
心のままに書いて頂いたエッセイをお寄せ
いただき、ありがとうございました。
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<講評(洋介さん)>
ゆうゆうさんは踊ることが大好き
身体で表現をするのが楽しい
細部に宿る神を知っている
リズムを纏い雰囲気と一体となる。
ゆうゆうさんは踊ると空気を纏う。
まとった空気に気が宿り
いくつもの楽しいは一つになり
融け合う気は心を楽しませる。
感覚としての気の纏い方
誰もが感じるものではない
ふわりと放しゆるりと緩め
触れ合う気を纏い彩りを変える。
周りにあるもやもやほわほわ
もやを感じておもしろい
温もりを感じてあたたかい
潜在力すら自在に纏う。
周りには内なる自分もあらわれる
苛立ちも落ち込みも悩みさえも
あたたかさも冷たさも
気に纏われていつも一緒に歩く。
感じるままに自由に
心動くままに自由に
ゆうゆうさんは気づいてる
本当の気の使い方を知っている。
歩く姿も立つ姿も気を纏う
人はそれを知らない
着る布も身につけるもの
すべて気と融け合わせ纏う。
ゆうゆうさんは今日も雰囲気という
周りの気と内なる自分の気を
上手に融け合わせて楽しむ
雰囲気という気を感じ笑顔で歩く。
ゆうゆうさん
素敵な話をありがとうございます。
感性は感情ではないと
気が付いているのですね。
内が外にあらわれることや
細部の感覚を観ること、
素敵な感性を上手にお使いですね。
見事なエネルギー使いです。
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<講評(洋介さん)>
高校進学で変わる母と子の居場所
親元を初めて離れる子を想う母
引っ越しの前日は
好きな夕食をつくろう。
夕食の準備をしながら
不意に落ちる涙
小さな頃からの
思い出が意識を駆け巡る。
引っ越したら、
いつ会えるのだろう。
気がつくと子供が私を見ている。
涙を流している、
母さん、ありがとう。
二人で涙を拭う姿があった。
大切な毎日の言葉たち
おはよう、おやすみ、
いただきます。
こんな気持ちになるとは
少しも思いもしなかった。
母と子の別れと自立
二人の一生のうちで
とても大切なこと
引っ越しの日を迎えた。
しばしの別れがとうとう来た
車の中で別れの時を迎える
寂しそうな顔に涙を堪えた。
母と子はいつも一緒に生きてきた。
悲しいときも苦しいときも
諦めることなく共に歩んできた。
母は子を心から信頼している
そのはずなのに
顔を見れば涙が溢れそうになる。
車が見えなくなるまで
手を振っている姿がわかる。
家への帰り道
とめどなく涙が溢れ出る。
子供のいない家は
何故だか広かった。
出迎えてくれた夫が優しい。
大切な涙は堪えなくていいよ
君の思う存分に泣くといい。
朝を迎え「おはよう」
「いってらっしゃい」を送信する。
初めての寮での朝を迎えたんだね。
何が励ましになり
何が負担になるだろうか
母は思い考える。
自由に羽ばたかせよう
後押しをして笑顔でいよう。
大きな翼で
自由に空を飛べるように。
翼に手を伸ばしてはならない
何度も何度も握る手を放した。
空高く舞い上がることが母の祈り
月日は流れ一年半が過ぎた。
会えた時の
子の言葉に驚く自分がいる。
大人勝りに人付き合いを語り
苦しい時は海を見ているという。
母さん
波は待っていればいいんだ。
一つの波に落ち込まない
小さな波を悩まないこと
自分には必ずよい波が来るんだ。
この子は自らの
内なる声を聞いている。
内なる自分と対話しているのだ。
会うたびに心の成長を
遂げている姿は誇らしい。
独り立ちしようとする子供と
切磋琢磨できる幸せを感じる母の心
互いに精一杯に
思いやりこれからも生きていこう。
生まれてくれた命に感謝する。
本当にありがとう。
子供と共に在ることに感謝する。
子は自分の人生を
しっかりと歩き出した。
自分の人生に向かい歩く
姿に母は心からの幸せを祈る。
素敵なお母さんですね。
愛情あふれる母と
子供の心のやりとり
子供の成長を感じる母の喜び
愛ある話を有難うございます。
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*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。
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◆エッセイ部門募集要項はこちら
◆応募作品はこちらのマガジンに収録されます。
他の参加者様の作品もお読みいただき、ぜひ、当コンテストを通して新しく知り合い、また仲良くなった、との声をお聞かせください! 皆様の縁がつながるコンテストでありたく思います。
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