第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/11講評その2(金木犀さん分)
第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、審査委員の金木犀さんに講評をいただいた作品について、掲載させていただきます。
金木犀さん講評文(2作品)
作者のゆきさんは、チアリーダーのグループである、一般社団法人SOULSの創設者で代表でもあります。
ゆきさんの夢は、「チアリーダーを職業にする」ということです。
具体的には、設立されたSOULSでの活動で、メンバーが生活できるレベルまで収益を上げるということでしょうか。
チアリーダーの世界というのは、私はあまり知らないのですが、日本の場合、プロ野球だったらその球団に雇用されているという形態と思われます。
ゆきさんが目指しているような、独立したチアリーダーの団体が顧客と個別に契約するというものは、無いのか、少数派なのかもしれません。
どのような事業でも、ゼロから立ち上げて、収益を得られるまでにするというのは、大変な道のりであると想像されます。
ゆきさんは、お仲間と共にグループを一般社団法人化し、資金を募るためクラウドファンディングを設立するなど、精力的に活動されておられます。
ゆきさんを支えるものは何でしょうか。
チアリーディングを通じて、顧客に笑顔を届けたい。そんな志があるのではないでしょうか。
単にお金を稼ぐだけなら、それほどの苦労を背負う気もなくなるように思います。
昨今のコロナ禍において、スポーツやイベントが相次いで中止や自粛に追い込まれるなど、チアリーダーの活動にとって、強烈な向かい風であると推察されます。
そんな中で頑張っておられるゆきさんとお仲間の皆さんに、心からエールを送りたいと思います。
私の父も84歳で、近い年齢です。
父は、まだそこそこ元気ではありますが、今でも携帯はガラケーを使っています。多分、スマホを使うことは、もうないのではと思っています。
それに引き替え、infocusさんのお父様は、スマホユーザーで、しかもLINEを使われています。
私は、パソコンのキーボードは学生の頃から使っていたので、ブラインドタッチはできます。しかし、スマホのタッチパネルは、割と最近使い始めたので、今でも特に文字入力は面倒に思ってしまいます。
お父様も多分、スマホの小さい画面を見ながら、悪戦苦闘されているお姿が目に浮かびます。
お父様は新しいことに挑戦し続けている方だそうです。80歳を過ぎてからスマホの使い方を勉強されるのは、凄いことで、見習いたいものです。
その、お父様が大量下血して救急搬送されます。大変心配なことですが、コロナで面会が出来ない中で、LINEで連絡を取り合います。その中の、誤字脱字が面白くて、笑ってはいけない場面かもしれませんが、笑ってしまいます。
無事に退院されてから、LINEの頻度は増えたそうです。病気も乗り越えられて、益々ご健勝と見受けられます。
年をとっても新しいことに挑戦して夢中になる。
これは、認知症にならない秘訣のように思えてなりません。
論語でしたか、年をとってからも学び続ける人は、老いても朽ちずと書いてあったと記憶しています。
このような素晴らしいお父様と、支える家族の皆様との良好な関係を感じ、素敵な年の取り方と、家族の在り方を学ぶことが出来ました。
infocusさん、ありがとうございました!
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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。
引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。
よろしくお願いいたします。
参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。
*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。