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第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/25講評(ヒロさん分)
第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、審査委員のヒロさんに講評をいただいた作品について、掲載させていただきます。
ヒロさん講評文(4作品)
≪最初の一口目は、少し甘すぎる印象。でも、その後は程よい甘さ。≫
火を入れない日本酒 coolな生酒
急激に広まったリモートワークがきっかけで、家呑みを粋に楽しむ方が増えているようですね
最初の一口目には まだ慣れぬことも手伝う罪悪感。 でも、その後は程よいネジのゆるみ で仕事がはかどる 粋でcoolな生酒とのお付き合いが浮かびます☆
家仕事では少々のお酒をたしなみながら との公言が許されるほうへ向かっているのか考えてもみました
アルコール度数・割るか否かを考えると、少量で楽しめる日本酒唯一の立ち位置が際立ちます
外食機会が減り 出費の対象が変わります
常用のお酒とは違う銘柄を楽しむチャンス! と楽しい気分になった読後感でした☆
マイノテリティにも暮らしやすい社会をサポートし 心の健康を支え、ケアする研究室。
カリスマとして支持する方も多い 西野亮廣氏と作品、著書に触れたnote.
西野氏ファンの方など人によっては 少し耳が痛いかな とも思われますがひとつの提言として説得力があると思いました。
注目されていることが安心感へ向く危険性と、一時的な盛り上がり、安易に上昇志向と成功実例を鵜呑みにする危うさに対する警鐘が記されます。
情報過多の現代、名前が通っていることは安心感に直結しないものです。
おのおのの意思・責任において情報の価値を見抜くこと、選ぶ力、理論を選択する大切さが伝わります。
明るくポップにリズミカルに元気が出るnoteを更新されている ありがとうおじさん 。
今回のnote.は 見返りを求めないことが 大きな波及、広い拡散へとつながることへ言及されています。
場面は ごくごく日常の一場面。
ごくごくありふれた食事での出来事。
これを実験と表現し 確証を得ました。
優しさを受け取ったことが 他への優しさを生み出すメカニズム。
それは人間の本能なのだと気付かされます。
一往復で終わらせないために 求めないことが優しさを循環させる そんなこころざしが小気味よく伝わります。
時代が変わっても風化しない、美しい言葉紡ぎの冒頭に惹きこまれます。
40年間勤め上げ、退職のち半世紀ぶりに、ふと気が向いて立ち寄った母校風林小学校。
ほんのちょっとしたきっかけが和正にとって大きな出来事へと展開していきます。
見かけることが少なくなった言葉を効果的に使うことで、古き良き風景が思い出され目に浮かびます。
片仮名が少ないことも印象的で、とても効果的だと感じました。
静かにゆうたりと時間が流れる物語は、進むにつれて一転激しく動き出します。
「この欅も......」
主人公の時間の流れ、学校の経年、欅としての時間軸。
最終行の、笑顔 の単語ひとつで覆う切なさが晴れた 、そんな読後感でした。
じっくり幾たびも さわりたくなる そんな物語。
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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。
引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。
よろしくお願いいたします。
*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。