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BEGIN さにしゃんベスト発売!!!
発売から1週間が経過!
2025年3月に35周年を迎えるBEGINが、記念すべきベストアルバム『BEGIN さにしゃんベスト』を先週水曜日にリリースしました!
ヒットシングル曲の他、ライブで根強い人気の楽曲、未CD化だった曲も収録し、BEGINの魅力が凝縮された2枚組全33曲の超特大ボリューム。
また同梱のブックレットには一曲ずつ解説と楽曲制作当時のエピソードが記載されているので、読んでいるだけでも楽しいです。歴史の長いバンドでも、これさえあれば後追い・新規のリスナーも濃厚に楽しめる内容となっております。あまりに素晴らしい内容でしたので、今回勝手にクールマインスタッフで特集を組んじゃいました!!
タイトルの「さにしゃん」とは石垣島の方言で「うれしい」という意味。本作未聴のBEGINファンにも、「BEGINは島人ぬ宝ぐらいしか知らないなぁ」って方にもぜひ聴いていただきたい、シンプルに良い曲がたくさん詰まった、聴けば耳が喜ぶ”うれしい”作品です。
ここでは少しだけ、収録曲全ての紹介をしていきたいと思います。
アルバムのお買い求めの方法、デジタルリンク先、コンサート情報も掲載しておきますので、よろしくお願いします。
BEGINとは
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メンバー全員、沖縄県石垣島出身。1990年『恋しくて』でデビュー。
その後も順調にリリースを重ね、数多くのステージに出演。
代表曲の「島人ぬ宝」、「涙そうそう」、「笑顔のまんま」などは老若男女に歌い継がれる楽曲となっており、最近では「海の声」が大きな反響を呼ぶ。
近年はブラジルやハワイで公演を行うなど国内外で活躍の場を広げ、ブルースから島唄まで多彩な音楽性と幅広い年齢層から支持を集めている。
また、サンバの起源となったリズムである「マルシャ」と八重山諸島の言葉である“しようよ”という意味の「ショーラ」を掛け合わせた「マルシャ ショーラ」でこれまでの日本の音楽の中にはなかった、老若男女誰でも楽しめる新たな参加型の音楽スタイルで多くのファンを魅了し続けている。
2025年3月21日にデビュー35周年を迎え、大阪と東京でデビュー35周年記念公演「さにしゃんサンゴSHOW!!」を開催します。
(BEGIN オフィシャルサイトより)
収録曲紹介 【DISC-1】
1.恋しくて
・1990年3月21日発売
記念すべきデビューシングル!当時は空前のバンドブームで、TBSのTV番組、通称『イカ天』に登場し、「彗星の如く現れた本格派」として大きな話題に。何年経っても色褪せない名曲ですね!
2. いつものように
・1990年6月23日発売
デビューアルバム『音楽旅団』に収録。この頃としては貴重な、作詞・作曲までBEGIN自身が手掛けた曲です。カズーの音色が楽しいカントリーウェスタン調で、歌詞とメロディが前向きな気持ちにさせてくれます。
3. Blue Snow
・1990年12月1日発売
セカンドシングルとしてリリースされた、BEGINとしては珍しいクリスマスソング。切なくブルージー、雰囲気たっぷり!
4. YOU
・1991年11月10日発売
サードシングル。離れ離れになっていく親しい仲間への想いを曲に託したそうで、当時初めてメンバーから事務所・レコード会社に対し、シングル化を嘆願したそうです。耳馴染みの良いサビのメロディはユニマットのCMソングとしても使用されていました。
5. 愛が走る
・1997年11月21日発売
TBS系列の時代劇ドラマ『南町奉行事件帖 怒れ!求馬』の主題歌にもなった、通算13枚目のシングル。ラテンのストリングスとコーラスの絡みがとても綺麗です。
6. 防波堤で見た景色
・1998年6月24日 9枚目のアルバム『Tokyo Ocean』にて初出
・1998年8月12日 16枚目のシングルとして発売
アルバムとシングルではバージョンが異なり、本作収録はシングルテイクの方となっています。故郷・石垣島への望郷を歌った、BEGINの心に沁みる代表曲のひとつ。いつぞやのライブでのMCで、NY滞在中にホームシックになりながら歌詞を書いたという栄昇さんのエピソードも印象深いです。
7. 涙そうそう
・2000年3月23日発売
1998年に森山良子さんに提供した楽曲のセルフカバー。BEGINとしては18枚目のシングルで、初のマキシシングルでのリリースとなりました。ファンならずとも広く知れ渡る、「日本の歌百選」にも選出された国民的大名曲!
8. イラヨイ月夜浜
・1995年10月25日 7枚目のアルバム『USED』にて初レコーディング
・2000年7月21日 企画物・島唄ミニアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ〜』にて再レコーディングし発売
元々は沖縄島唄をルーツとした歌手で、石垣島出身で高校の同級生でもある大島保克さんへの提供楽曲として1993年に発売された作品だったそうです。
9. 竹富島で会いましょう
・2000年7月21日発売
企画物・島唄ミニアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ〜』に収録。当時の人口300人だった竹富島内で500枚以上のセールスを記録し、島内で感動的なコンサートが行われたそうです。(詳しくはCDブックレットに記載してますので、そちらをお楽しみに!)竹富島の実在する浜辺の名前や名物が登場する楽しいご当地ソングです。
10. かりゆしの夜
・2000年3月23日 マキシシングル『涙そうそう』のカップリングとして初出
・2000年7月21日 企画物・島唄ミニアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ〜』に収録
イラヨイ月夜浜の際に前述した大島保克さんとの共作。コンサートでも大盛り上がりする曲ですので、BEGINのコンサート未体験の方は予習して参加するのもオススメです!
11. ボトル二本とチョコレート
・2002年2月27日発売
22枚目のシングルとしてリリースされたこの曲も、コンサートでは定番となっている大人気曲!BEGIN3人の母校である石垣第二中学校の吹奏楽部マーチング部との共演、同校の体育館でのレコーディングと、エピソード含め最高で、前向きな歌詞と明るいメロディに後押しされること間違いなしです!
12. 島人ぬ宝
・2002年5月22日発売
世間一般的に「BEGINの曲と言えば?」この曲を思い浮かべるのではないでしょうか?今まで何人のカラオケでこの曲を聴いてきたでしょう(笑)。栄昇さんが中学校時代に卓球でペアを組んだこともある同級生(当時その中学校でクラスの担任教師を務めていたそうです)に頼み、石垣中学校の生徒に”島への想い”を書いてもらい、そのキラキラした言葉から着想し作詞をしたそうです。『沖縄本土復帰30周年』のイメージソングにもなり、23枚目のシングルは国民的名曲となりました。
13. オジー自慢のオリオンビール
・2002年7月3日発売
企画物・島唄ミニアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ2』に収録。ちょっとレゲエっぽい雰囲気と沖縄民謡がチャンプルー(ごちゃ混ぜ)されたような明るく元気なお祝いソングです。その名の通りオリオンビールのCMソングで、ウチナーンチュ(沖縄人)で知らない人はいないほど。コンサートでは多くの手が挙がります!
14. オバー自慢の爆弾鍋
・2002年7月3日発売
同じく企画物・島唄ミニアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ2』に収録。沖縄の食べ物や通りの名前が次々飛び出すユニークな歌詞は、等さんの持つ実話のエピソードがベースになっており、戦後の沖縄を生きる、逞しさや優しさを感じます。
15. 声のおまもりください(一五一会バージョン)
・2003年7月24日発売
セルフカバーアルバム『ビギンの一五一会』に収録。誰でも簡単に弾き語りを楽しめるようにというコンセプトで、国産アコースティックギターメーカーの「ヤイリギター」と共同開発した楽器、「一五一会」。この楽器を広める為にお手本となるようなアルバムを作りたいということで制作されました。ご興味ある方はリンクに飛んでみてください。
16. 誓い
・2004年8月11日発売
27枚目のシングルとしてリリース。テレビ朝日系列局で毎年8月、全国高校野球選手権期間中に放送される番組、『熱闘甲子園』のエンディングテーマとして人気を博した曲です。明日へと歩みを進めようとする、ドラマチックなサビが実に感動的です。
収録曲紹介 【DISC-2】
1. 三線の花
・2006年10月25日発売
29枚目のシングル。元々は三宅裕司さん主宰の劇団『スーパー・エキセントリック・シアター』の舞台、『ニライカナイ錬金王伝説』(2005年公演)の主題歌としてBEGINが書き下ろしたものでした。心の奥にじわ〜っと沁み入る人気の曲で、思わず涙が…。妻夫木聡さん、長澤まさみさんのW主演で話題だった映画『涙そうそう』(2006年公開)の挿入歌でも使用されましたが、そちらはまた別のバージョン。
2. ミーファイユー
・2007年2月7日発売
30枚目のシングルとしてリリース。中江裕司監督がBEGINのエッセイ集『さとうきび畑の風に乗って』にヒントを得て描き、石田法嗣さん主演で制作された映画、『恋しくて』の主題歌として書き下ろされました。また沖縄伊藤園『さんぴん茶』のCMソングにも使用。コンサートでもたくさんの支持を得て来た伸びやかなメロディの曲です。
3. 笑顔のまんま
・2009年1月7日発売
34枚目はBEGIN with アホナスターズ名義でリリース。BEGINの曲と知らずとも、缶コーヒーの『ジョージア』のCMなどで聞き覚えがある方もいるのでは?『FNS27時間テレビ』に出演した際、生放送中に明石家さんまさんから番組のエンディング曲を突然依頼され、本当に番組終了までに作り上げて感動を呼んだ曲です。
4. パーマ屋ゆんた
・2010年9月8日発売
企画物・島唄ミニアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ3』に収録。密かにクールマインスタッフの間でも人気の曲です。巣立ちの季節にはたまらない歌詞と、寂しげなメロディにグッと来てしまいます。
5. 国道508号線
・2012年9月7日発売
沖縄ファミリーマート創立25周年を記念し立ち上げられた「結プロジェクト」のテーマソングとして制作、沖縄ファミマのCMソングとして愛されました。スカとヒルビリーが融合されたような明るく楽しい曲!同年発売のアルバム『トロピカルフーズ』にも収録されました。
6. 砂糖てんぷら
・2012年10月24日発売
15枚目のアルバム『トロピカルフーズ』に収録。砂糖てんぷらとは所謂「サーターアンダギー」のこと。(沖縄の伝統的な揚げ菓子)マンボやハワイアンっぽい雰囲気で、サビがディズニー映画「リトル・マーメイド」の劇中歌、”UNDER THE SEA”を彷彿とさせる楽しい曲ですね!
7. 春にゴンドラ
・2013年3月20日発売
36枚目のシングルとしてリリース。三吉彩花さん主演、沖縄県南大東島を舞台にした映画、『旅立ちの島唄〜十五の春〜』(2013年公開)の主題歌として書き下ろされました。現地の人々の心情のみならず、誰しもが巣立ちの季節に様々な想いで感情が胸一杯になるバラードです。
8. ウルマメロディー
・2012年10月24日 15枚目のアルバム『トロピカルフーズ』にて初出
・2013年3月20日 36枚目のシングル『春にゴンドラ』のカップリングとしてリリース
第二次世界大戦後の沖縄が食糧難だった際、ハワイ移民の沖縄人が募金を募り、生きた豚550頭を沖縄に送りました。そして豚はわずか3年で10万頭にまで増え、沖縄の食糧危機を救いました。この逸話をヒントに制作された曲はハワイのフラと沖縄エイサーがガッチリ握手したようなサウンドとなっております。
9. ハンドル
・2015年8月26日発売
当初配信シングルとしてリリースされていましたが、同年10月28日に発売した19枚目のアルバム『Sugar Cane Cable Network』にも収録されました。NHK『ラジオ深夜便』”深夜のうた”として同年7月から3ヶ月オンエアされていたそうです。古き良きフォークのような語り口調のVoが特徴的な切ないバラード。
10. 海の声
・2015年10月28日発売
レコード大賞企画賞を受賞した19枚目のアルバム、『Sugar Cane Cable Network』に収録。au三太郎シリーズで桐谷健太さん演じる浦島太郎(浦ちゃん)がCM内で歌う曲として話題沸騰。作曲者である優さんのセルフカバーバージョンを収録しています。
11. ソウセイ
・2018年1月13日発売
41枚目は沖縄限定シングル。沖縄から火が付き、全国に広がった「オジー自慢のオリオンビール」そして「アンマー我慢のオリオンビール」に続く『オリオンビール』のCMソング第三弾!マルシャのリズムに乗せて非常にアップテンポ。オリオンビール創業60周年を記念して作られた曲は、相当パワフル、賑やかでまるで運動会です!口説は沖縄古典芸能の至宝である髙宮城実人さん、ラップは沖縄が誇るラッパーRITTOが参加。60周年にちなんで北は北海道、南は沖縄、さらにアルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ハワイ、ペルー、台湾、香港など世界各国から60人の三線奏者もレコーディングに参加しました。
12. 君の歌はワルツ
・2018年12月12日発売
収録曲全てがタイアップソングとなった通算20枚目のアルバム、『Potluck Songs』から収録。安田顕さん主演の映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(2019年公開)の主題歌。映画のサントラを担当した大友良英さんとのレコーディングエピソードが凄いので、ぜひブックレットでご確認を。ちょっとほのぼのとした雰囲気に癒されます。
13. 24-7のブルース
・2020年8月19日発売
デジタル配信していた45枚目のシングルが初のCD化!優さんをメインに、BEGINの3人が代わる代わるVoを取る、かっこいいブルース!オリオンビールのプレミアムクラフト『75BEER』のCMソングとして書き下ろされました。
14. 粛々楽々
・2020年12月9日発売
46枚目の配信限定シングルも嬉しいCD化!『JALホノルルマラソン2020-2021』オフィシャルテーマとして制作されました。以前から交流のある世界的ウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロさんもレコーディング参加しています。
15. 黄昏
・2021年1月1日発売
47枚目のシングルとして配信限定でリリースされていた曲も本邦初CD化!『富山常備薬グループ』の10周年を記念したタイアップソング。徐々にサビへと劇的に展開する美しい曲です。
16. ユガフ島(2021Ver.)
・2021年11月3日発売
『おきなわフィナンシャルグループ』CMソングにも使用された、47枚目シングル。配信限定だったが今回初のCD化です!2004年2月25日に両A面シングル『いつまでも/ユガフ島』として発売されていた曲を再構築。洗練されたアレンジが加わり、また別の魅力で生まれ変わりました。原曲は太多月乃さん主演の映画『星砂の島、私の島〜アイランド・ドリーミン〜』(2004年公開)の主題歌でした。
17. 渋谷百年総踊り
・2024年10月2日発売
目下最新アルバム『ビギンの盆マルシャ』収録曲。以前から「お祭りで老若男女に楽しんでいただけるようなバンドになりたい」と公言しているBEGINですが、日本古来の「盆踊り」とブラジル由来の音楽「マルシャ」を融合させて、「盆マルシャ」なる音楽の発明をしています。同じところに停滞せず、常に進化してその姿に驚かされました。温故知新を地でいくこの曲で、たまには歌って踊ってしませんか!未来へと温かな想いが込められた曲です!
* * *
いかがでしたでしょうか?
短い言葉でこの名曲たちの素晴らしさをお伝えするのは中々難しいですが、一言添えさせていただきました。
曲の良さはさることながら、やはり何と言ってもBEGINは生のライブ、生のコンサート。ぜひ会場へと足を運んでいただき、その素晴らしさに触れていただければ、BEGINの最大の魅力を感じていただけるのではないかと思います。
これから更にBEGINの音源を楽しんだり、ライブに参加する方が増えていくことを願いながら締めさせていただきます。
祝・BEGIN35周年、ミーファイユー!(八重山の方言でありがとうの意味)
【作品情報】
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アーティスト:BEGIN(ビギン)
作品名:『 BEGIN さにしゃんベスト 』
発売日:2025年1月29日(水)
フォーマット:CD / デジタル配信
レーベル : 株式会社テイチクエンタテインメント
《CD》
定価:¥4,400(税抜価格:¥4,000)
TECI-1833
アルバムCD2枚組
《配信》
▼配信サービス一覧
【ライブ情報】
BEGIN35周年記念公演 さにしゃんサンゴSHOW!!
大阪城ホール 2025年3月22日 (土)
開場16:00 / 開演17:00
日本武道館 2025年3月30日 (日)
開場17:00 / 開演18:00
大阪公演・東京公演ともに一般指定席が完売!
指定席完売につき、注釈付き指定席が追加販売中です。
※注釈付き指定席について※
お席の場所は、ステージサイド・スタンドになります。ステージの全体、一部演出や出演者が見えづらい場合がございます。
尚、観覧環境を理由とした返金や座席の振替はいたしかねますので、予めご理解いただいた上でお申し込みください。
【販売日時】
1月18日 (土)10:00〜各プレイガイドにて販売開始!
※先着順販売となります。
※お一人様8枚までとなります。
【チケット料金】※税込
注釈付き指定席・一般(26歳以上):¥12,000
注釈付き指定席・高校生以上~25歳以下: ¥7,000
注釈付き指定席・小中学生 :¥3,500
【発売場所】
・チケットぴあ:こちら
・ローソンチケット:こちら
・イープラス:こちら
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