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Z世代時計愛好家

時計が趣味だと言うと、おじさんは興味津々となり、女性はそっぽを向く。そんなオジモテ必至の時計を語りたい。(ちなみに、属性としては中年男性×経営層&部長級に1番ウケがよく、中年男性×管理職以外にはあまりウケない。父は後者であり案の定全く時計に興味がなかったが、私の熱狂ぶりを見て1日1回は時計ブランドサイトを周回するようになってしまったらしい。可哀想に。)

スマホは時計にはなり得ない

我々愛好家(若輩者で恐縮だが)は基本的に機械式時計loverであるが、別にApple Watchを否定したいわけではない。腕に巻かれたものに浪漫を感じるか否かであるため、結論個人の好きにすれば良いだろう。

ただ、特にビジネスという文脈で腕時計を付けず、スマホやその他デバイスで時間を確認するのは感覚的にいただけない。いくらスマホで仕事ができるようになったとはいえ、社内の人間と話している間にチラチラ見るのは失礼であるし(親しい友人や懇意にしてる知人の前だと私もよくやってしまう。業務連絡とはいえ、親しき仲にも礼儀あり。)取引先や社外の人間の前で頻繁に触るなど言語道断である。

とにかく、外部と接点がある職種で腕時計を付けてないのはナシだろう。(もちろん、クリエイター系の職種は除く。腕時計のベルトの種類等もとやかく言われるが、今の時代革ベルトじゃなくていいのでは?というのが本音だ。ラバーベルトはやっぱりなし。)

番外編:建築に魅せられる

『神は細部に宿る(God is in the details)』は、建築家のミース・ファン・デル・ローエの言葉らしい。ミースはモダニズム建築の巨匠と言われる。(あまり詳しくはないが、百聞は一見にしかずである。下記を見て欲しい。)

傑作ファンズワース邸、とても美しい
内装、まさに引き算

建築などはよくわからないが、個人的にミースの考え方はとても共感できる。特に「より少ないことは豊かなことである」という”Less is more.”は谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」や引き算の美に通じるものがあるように思う。

時計も同様の美学が存在する。
ひとつは”God is in the details”、もうひとつは”Less is more“である。(どちらかと言うと後者は個人的な趣向ではあるが)

“God is in the details“ ismと“Less is more“ismを持った時計たち

ビジネス編

まずはこちら!
GRAND SEIKO  SBGW299

手巻き、SSケース、径36.5㎜

美しいの一言!
手巻き式のCal.9S64。機械式時計の味わいが詰まった、実用性と趣味性を兼ね備えた一本!
まさに誠実さの象徴!必ず欲しい一本。

次は安定のこちら!
ROLEX Oyster Perpetual Ref.126000

自動巻き、SSケース、径36

昔見た時計の投稿者の言葉を借りるなら、「工業的な美」らしい。とても的を得ているようで使うようにしているが、やっぱりバランス、色味ともに本当に美しいと思える一本。

普段使い編

やはり土日の買い物は平日着けられない時計で!
ということで派手目な時計をチョイス。(お題目の後者と矛盾する気もするが)

一本目はSS×YDならこれしかない、こちら!
Santos de Cartier watch MM W2SA0016

自動巻き、SS,YGケース、35.1mm

結局、Cartierはタンクだが、やっぱりサントスMMも捨て難い…。Rolexのコンビは下品で最悪なので、唯一気品高く着けられるコンビ時計なのかもしれない。

2本目はこちら!
ZENITH CHRONOMASTER SPORT

自動巻き、SSケース、径41mm

デイトナじゃなくて、こっちをつけてる大人は本当に”わかってる”側だと勝手に思っている。
見る時計ではなくつける時計。ドライブにつけたいそんな時計だ。

3本目は雲上時計の中では、頑張れば買えそうなこちら!
BREGUET マリーン2 ラージデイト
5817ST/12/5V8

自動巻き、SSケース、径39mm

すでに生産終了モデルであるので中古しか無い+値段がバグっていないのが魅力。ブレゲの良さは語る必要はないだろう。間違いない一本。

雲上編

ここからはおそらく買えないだろうが、本当に欲しいと思っている時計たちだ。

まずは王道から!
ROLEX DAYDATE 40 Ref.228235

自動巻き、PGケース、径40mm

一年前は400万程度だった気がするが…。
今見たら600万越え。無理だなぁと思いつつもやっぱり美しい一本。

2本目はこちら!
AUDEMARS PIGUET ROYAL OAK 15510ST.OO.1320ST.09

自動巻き、SSケース、径41mm

ゴタゴタ抜かす必要はないだろう。ロイヤルオーク、特に緑文字盤。ゲット出来たら至福である。日常でさらっとつけていたら、それは間違いなく良い未来だろう。

3本目はマイナーから!
URBAN JÜRGENSEN REFERENCE BIG8

ブレゲの後継だったが、もはや超えてしまったウルバンヤーゲンセン。手作業で仕上げられたギョーシェ彫り、 自動巻きウルバン ヤーゲンセン1160ムーブメント。どれをとっても一流。最高に良い時計だ。

以上。かなり自己満のような文章となってしまったが、これらの時計を得れるような人生を送りたい。Z世代にも時計愛好家は存在している。時計loverだ。

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