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泉質抜群!!熊野の温泉②

泉質抜群!!熊野の温泉①で熊野本宮大社周辺の温泉を紹介しました。
前回の復習になりますが
熊野には、熊野とは①で紹介したように多くの源泉がありどれもが泉質抜群の温泉なのです。
本宮にも那智にも熊野を詣でるときに「湯ごり」が存在しました。
熊野詣と温泉はセットだったのです。

火山がないのに高品質の温泉が多い理由

熊野の自然信仰の起源となった約1400万前に爆発した熊野カルデラなどの火山活動によりできた温泉の通り道を紀伊半島に沈み込むプレートの熱源により高温となった地下水や海水が湧出したものと考えられています。
(まだ研究の余地があるとのこと)

雨量の多い地域の地下水や海水が元なので、湯量はハンパないですよ。
湯量が多いので、ほとんどが泉質抜群のかけ流しです。

この②では、熊野那智大社、熊野速玉大社周辺と串本〜白浜の温泉を紹介します。

湯川温泉(南紀湯川温泉)

一番のおすすめ温泉。
かけ流しというか「流しっぱなし」って書いている。
ものすごい湯量が流しっぱなしの正真正銘のかけ流し温泉。

なかでもおすすめは「きよもん湯」
日帰り温泉で人気の湯です

湯川温泉は開湯が平安時代の古湯で湯の峰温泉と同様、熊野詣の湯ごり場として栄えました。近年は抜群の泉質と湯量により保養、湯治を目的としたお客さまが利用しています。

自家源泉100%の流しっ放し
なんて魅力的なワード

湯の峰温泉もそうですが、昔の温泉は今のように機械で温泉をほるのではなく自噴でした。
ということは、湯量が多い。ということは、かけ流し。ということです。
古湯は、今も泉質抜群、湯量豊富ということです。
有馬温泉も道後温泉も白浜温泉も古湯ですがこれらの大規模温泉は今や使用量が多すぎたり他の理由でそうでない浴場もあります。。。

ゆりの山温泉

湯川温泉には、「きよもん湯」の他に「ゆりの山温泉」、「四季の郷温泉」があります。いづれも日帰り温泉です。
もちろん周辺には宿もあります。

近所に夏山温泉(なっさおんせん)というのがあります。湯川温泉同様、抜群の湯量と泉質を誇ります。「もみじや旅館」が1軒あるだけです。やっているというウワサですが、電話は繋がらないとのこと。行き当たりばったりの日帰り入浴のみです。

湯川温泉は熊野にいけば必ず行ってほしい温泉です。

勝浦温泉(南紀勝浦温泉)

湯川温泉と同じく那智勝浦町にある熊野本宮温泉郷とともに熊野を代表する温泉。
200以上の源泉があるといわれ、湧出量はハンパない量です。
町内には、公衆浴場の「はまゆ」や漁港には足湯があります。

特にホテル浦島は館内に10の源泉があり、バラエティに富んだ豊富な湯量の温泉が湧き出ています。

忘帰洞

浴場は、「忘帰洞」、「玄武洞」、「滝の湯」、「ハマユウの湯」、「磯の湯」、「遙峰の湯」がありほとんどが濁り湯。

玄武洞

なかでも私のおすすめは、「磯の湯」。内湯ですが2つの泉質抜群の源泉が入っており穴場です。
ていうか、私はここしか行かないです。笑
もちろん日帰り入浴できます。

他の宿も日帰り入浴ができるところがありますので、紀伊勝浦温泉旅館組合までお問い合わせください。
熊野那智大社、那智の滝へお参りのあとは是非温泉もお楽しみください。
せっかく遠いところまで来たのに行かなきゃ損ですよ。
もちろんほとんどはかけ流しです。

流し台の湯、たらいの湯(南紀勝浦温泉?)

那智勝浦の町内から那智の滝までの那智の谷に自噴している温泉があります。
道沿いにありますが知らないと見過ごします。
この温泉はちょっと大袈裟ですが、私の命の恩人なのです。
熊野のサイクリングコースを全国に紹介する仕事のロケハンで那智山周辺をロードバイクで調査をした日が極寒日で零下のなか山をくだっていたところ寒さで意識が朦朧となりヤバかったのですが、この温泉で手足を温めることができ生き返ったのです。笑

湯量豊富な「流し台の湯」

「流し台の湯」から少し上に行くと「たらいの湯」があります。
ここは地元の人たちが野菜を洗ったりして日頃は利用しているようです。

たらいの湯

これぞ、秘湯でしょう。
過去にテレビ番組で入浴した芸能人がいますが…

那智の滝がある那智の谷は、山から滝が降り注ぎ地面から温泉が自噴するエネルギーに満ちたところなのです。

雲取温泉

新宮市から国道168を本宮方面に行った自然豊かなところに雲取温泉があります。
途中には、おすすめの「高田川自然プール」、「桑ノ木の滝」があり水の絶景を観てから温泉へ。

日本滝百選「桑ノ木の滝」
滝をバックに撮影会でもいかかですか

高田グリーンランドという温泉施設にあり、宿泊、キャンプ、渓流遊びに加え、テニスや軽運動施設もありスポーツ合宿も可能です。
露天風呂は乳白色の源泉を楽しめます。

熊野川温泉

新宮市から国道168をさらに本宮方面にいくと、熊野川温泉があります。
「さつき」という温浴施設があり、気軽に利用できます。
露天風呂の寝湯はなかなかいいですよ。

近くにある温泉汲み場?

美女湯(みめゆ)温泉

熊野カルデラの痕跡が絶景を創り出している古座川。
ここにも秘湯があります。

日本最大規模の古座川の一枚岩

一枚岩から上流に少し走ったところに「美女湯」があります。

目の前が桜の木

古座川には桜の新種である「クマノザクラ」の大樹が多く存在し、3月中旬には、可愛い花を咲かせるクマノザクラを多くの人が観にきます。

親切で優しい管理人のおじさんがお待ちしています。

弘法湯

串本町にも良質な温泉が湧いています。
最近のトレンドは、新装なった「弘法湯」。
目の前が橋杭岩で、抜群のビューと泉質を誇ります。
一棟貸切の半露天風呂で、日中は時間貸し、夜は素泊まりのみです。
人気なので早い目に予約を。

弘法湯すぐの橋杭岩の日の出

串本町には他にサンゴの湯や宿で温泉を楽しむことができます。

すさみ温泉

白浜町と串本町の間にあるすさみ町には、すさみ八景といわれる絶景が町内に存在します。海の絶景以外に山の絶景があり、さらには美人系の温泉が沸いています。

稲積島

最近できたのが、「望海の湯」で日帰りの温浴施設です。
海に近い目線で絶景が目の前に広がる綺麗な施設。道の駅すさみのすぐ下にあります。

すさみ町は、白浜町と串本町に接しています。有名ではありませんが、美味しいものは、いっぱい。和歌山ナンバー1かもしれません。
かつおや伊勢エビに代表される海の幸はダントツに美味しく、さらにイノブタ料理も最高(私はイノブタクッパが好物)。絶景のカフェやオーガニックピザのお店もあり、お手軽な値段で地元のものを味わえるのがすさみです。すさみのグルメをもっと深掘りしたいと思うほどすさみには美味しいものがいっぱいです。
サンセットすさみという宿があります、楽天トラベルで食事評価の高い宿「和歌山県第1位」、じゃらんで朝食が和歌山の旅館1位に輝いています。
美人湯も楽しめます。

白浜温泉(南紀白浜温泉)

すでにHOTなSHIRAHAMAで紹介しています。

まだいくつか紹介できていない温泉もありますが、熊野は温泉の宝庫なのです。

自然信仰を生んだ大地の営みとそのエネルギーを五感で感じさせてくれるのが熊野の温泉。
熊野に来たら、温泉へは絶対に入って帰ってください。絶対にですよ。



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