大好きな「エグゼクティブ・デシジョン」を再見。時代感覚がもはやズレてて面白くてたまらん。
んぎゃ!もう四半世紀も前の映画なんだ。
「エグゼクティブ・デシジョン」は1996年、ジョエル・シルバー全盛期の傑作アクション巨編。当時は「ザ・ロック」と比較されていたけど、僕はこっちのほうが好みだった。ブラッカイマー&マイケル・ベイの「ザ・ロック」は痛快だけどやかましかったんだよな。「エグゼクティブ~」は地味って言われた。
「米国航空機をハイジャックした中東テロリストなんて、絶対ぶっ殺してやるし、戦う米国人は全員ヒーローです!」という姿勢がまかり通る時代だったんだなぁ。こういう映画は政治家の余計な会議なんぞ時間の無駄なんだ、という基本スタイルがぶれないのがいつも面白いよね。
公開時カート・ラッセル45歳、セガール44歳、ハル・ベリーは30歳とぴっちぴち。他にジョン・レグイザモ、オリバー・プラット、ジョー・モートンら。テレビのポワロ役でおなじみデイヴィッド・スーシェが凶悪な敵ボス。
監督はアクション映画の名編集者のスチュワート・ベアード。このあと「追跡者」「スタトレ10」の監督をするが、また編集マンに戻ってしまった。「カジノ・ロワイヤル」と「スカイフォール」は素晴らしかったね。
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