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自分の気持ちを言葉にすること

昨年の冬、わたしはstand.fmというラジオアプリで日常の話の配信をはじめました。
ラジオで日常の話をしていて思うことがありました。

それは、「自分の気持ちを言葉にして外に出す」という作業が、わたしにとって、とても大事なことだったということ。

自分の気持ちを言葉にして外に出し、それを誰かに聴いてもらって、誰かの共感を得たり、反応を感じられるということが、自分の思っている以上に心の助けになる。

今日は、そのことについてもう少し詳しく書きたいと思います。お付き合いいただけますと、とてもうれしいです。

現在わたしは42歳。3児の母。13年間専業主婦です。
専業主婦12年目のちょうど40歳になった頃、急に大きな不安にかられるようになりました。
"わたしはこのままでいいのだろうか…"
末っ子の長男が1歳になった頃だったので、産後鬱の時期と重なったこともあったのかもしれませんが、とにかく朝が来ることも夜が来ることも恐ろしくてたまらなかった。何か外の世界、社会との繋がりが欲しい…。

そう思ったけれど、すぐに外へ働きに行ける状況でもなかったわたしは、音声アプリでの配信をはじめました。
わたしには、人様のお役に立てるような有益な情報など何もない。そう思ったわたしは、ただただ自分の日常の話を配信しつづけました。

今日は部屋を片付けた。子どもがこんなことを言った。こんな出来事があってうれしかった。

そんなことを話して一体誰が聴いてくれるのだろうと思ったけれど、続けていくうちに、少しずつ耳を傾けてくれる人が現れてきました。
そして"いいね"ボタンで、"今日も聴いたよ"のお知らせをくれたり、共感の気持ちをコメントで送ってくださる方がいらしたり。
それはなんだか、見失いかけていた自分の存在を認めてもらったような感覚でした。
何でもないように思える一日でも、子どもと一生懸命に暮らしているわたしがここにいる。そんな自分の存在を認めてもらった気分でした。

日常の、本当に小さな些細な話かもしれないけれど、自分の中だけに留まらせて終わりにするのではなく、言葉にして外に出す。
そしてそこから、知らなかった誰かと繋がっていく。

こういったことが自分の心の助けになるなんて、やってみなければわからないことでした。

自分の気持ちを言葉にするということが、そもそも得意ではありませんでしたし、最初は勇気のいることでした。でも今では、それがわたしの日常になっています。

ラジオでもこちらのnoteでも、自分の気持ちを言葉にしていくという作業を、これからも繰り返していきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

いしこ




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