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【顎変形症】術後の記録 その翌日

2024年12月11日。
手術日から1日経った。
ようやくベッドから起き上がることができて、自由に手洗いにも行けるようになった。
顎の手術を受けたので、顔は傷むが、下半身は至って健康。
むしろずっと横になっていると、腰が痛んでくるので、早く起き上がりたい欲が強かった。
自分の足で歩けるのは快適!
看護師さんや同室の患者さん曰く、手術翌日に自由に歩けるのは稀らしい。
回復が早いと言うことかな?

先生にも驚かれた。
もしかすると、他の方は車椅子で移動する場合もあると思う。


朝ご飯

この日は朝ご飯が出た。

リンゴジュース1本とテルミールという飲み物とコンポタ―ジュとおかゆが並んでいる
12月11日の朝ご飯のメニュー。


飲み物はリンゴジュース1本と、テルミールという飲み物。
驚くべきは、このテルミール。
たった200mlの内容量で総カロリーが400kcal!
逆に恐ろしすぎて飲むのを躊躇してしまう・・・。
どうやったらこの少量の液体の中にそんなにもカロリーを入れることができるのか驚き!

朝ご飯には、左からコンポタ―ジュとおかゆが出た。
どちらもめっちゃ熱い!手持ち部分を持つだけでもその熱さが伝わってくる。
そして味は美味しい!
特にコンポタ―ジュは、受験期によく自販機で買った缶のコンポタ―ジュに似てる。
私は割と好きだ。
おかゆも美味しい!

ただ、歯はほとんど開かないし、ストローで吸い上げる力も出ないので
液体食を食べるときは、なんと吸引器で吸い取って、口の中に流し込む。

吸引器にお茶を吸い込ませて、飲もうとしている様子
吸引器でお茶を飲もうとしている様子。

吸引器の先を歯と頬のすき間に差し込んで、流し込むと飲める。
コンポタ―ジュとおかゆが熱いときは、結構口の中がびっくりする。

朝ご飯、味が美味しくて飲みやすいので良かったが、
数mlを吸引器で吸い込んで、口の中に入れて、また吸引器を使って・・・の繰り返しはかなり疲れる。
この日は5割ほどしか食べられなかった。

昨日は何も食べられず、お腹はとっても空いていたので残念。

代わりに看護師さんが点滴を打ってくれた。

栄養剤としての点滴だけでなく、痰が溜まらないようにするための点滴やら、胃薬用の点滴やら、いろいろと種類があるらしく、
いろいろと点滴を打ってもらった。

1度さした部分に点滴の先をつなげるので、点滴の度に注射をすることはない。
痛い思いをそう何度もするわけではないので、一安心。

昼ご飯

昼ご飯のメニュー
12月11日の昼ご飯のメニュー。

まだ顎を動かしてご飯を食べるのが痛いので、昼ご飯も液体状。
朝は2種類だったが、昼のメニューは種類が増えて、味数も増したのが嬉しい。

写真左側に写っているのは、冷製スープ。
白い器に入っているのが、おそらくヨーグルトと柑橘系のデザート。
甘味があって美味しかった。

下に写っている白い液体は、豆腐?
大豆と出汁のやさしい味がして、とても美味しかった。

写真右側に写っている、持ち手のついた容器には中華スープが入っていた。
これも美味しい。
癖になる味付けで止まらない。

その上に写っているのは、卵!
茶碗蒸しとはまた違った味付けで、卵焼きを液体で食べているような感じ。
新体験だけど、美味しかったし、幸せだった。


この日は特にすることもなかったが、熱が出たので身体がダル重くて、
一日中ベッドの上で横になっていた。

頭が痛いというと、看護師さんたちが冷たい氷枕を持ってきてくれたり、痛み止めを用意してくれて、とっても助かった。

身体は元気なのに、頭が痛むせいで何もする気になれず、熱って厄介だなと久しぶりに参った・・・。

夜ご飯

12月11日の夜ご飯がお盆に並んでいる様子
12月11日の夜ご飯。

やることがない。その上、熱のだるさでやる気も起きない。
そんな日はご飯の時間が唯一の楽しみ。

ようやく待ちに待った夜ご飯。
毎度、顎の痛みで3割ほどしか食べられないが、それでも味の付いたものを口の中に入れられる幸せ。

水やお茶では味わえない、この感じ。
食事って大切だなとつくづく実感する。

この日の夜ご飯は、不思議な組み合わせだった。

スープやお味噌汁のような味付けのものはなかった。

突然だが、写真の真ん中に写る茶色い液体は何料理かわかる?



正解は、肉じゃが!
多分だけど、肉じゃかの味そのものだった!

毎回、吸引器で吸い取って頬に流し込むので食事っぽくはなくて
何か味の審査をする実験にでも携わっているような感覚。

ただ、私自身、味音痴なのでそれ以外の液体が何味なのかはよく分からなかった。

熱々で美味しいことには変わりないけど。


美味しい料理とやさしい看護師さんと、温かいベッドで快適な入院生活。
4人部屋を希望して、少し心配もあったけど、同室になったおばさま方が本当に心優しくて安心する。

手術前日には、「不安だよね~」「頑張れ」「応援してるよ」「辛かったら無理せずにね」って励ましてくれて、

カーテンで仕切られてて、交流とか挨拶とかないのかな?って思っていたけど、結構賑やかな病室で、

前向きになれる雰囲気がとっても助かる。
こういう声かけって大切だなってつくづく思う。
新しく手術受ける人が入ってきたときも、心配して声を掛けたり、相手が辛いときは静かにして、見守っていたり。
気を遣ってくださるおばさま方にとても助けられている入院生活。
ありがとうございます!

不安もあったけど、実際に手術して入院してみると、むしろ心温まる事の方が多くて安心してる。

今日はここまで。
では、また!

スールラテール店主 ひなたより


~店主よりご挨拶~

どうも!スールラテール店主 ひなたです。
(店主についてもっと知りたい方はこちらから!←そんな人おるんか笑!?)
面倒くさがり屋ですが、集団で話しているときに誰かが輪に入れず俯いていたり、悲しそうな顔をしていたりするのを見ると放っておけない性格です。

それが派生して今の仕事をしています。
私は人や地域や環境の「ためになる」消費や生活を提案するセレクトショップを運営しています。

エシカル?サスティナブル?エコフレンドリー?
どうせ流行に乗っているだけでしょ?
と思われがちですが。

いいえ、そうではありません。

一言で伝わりやすいように「エシカルな商品扱ってます」とか「サスティナブルなセレクトショップです」とか自己紹介することはありますが、

当人は流行に乗れているとも思っていません。

むしろ、輪に入れず俯いている子を放っておけないのと一緒で
美味しいって食べたり、嬉しいって買い物したりする
そんな消費の裏側で、誰かが悲しい思いをしていたら嫌です。

誰かが我慢しなければいけないのは嫌です。

誰かの大切な地域が汚されたり、損なわれたりするのは嫌です。

幼い頃の私は想像力が足りていませんでした。
どこかの国が大地震や災害に遭って酷い被害を受けていると知っても
大変だな・・・と思うだけ。

地球温暖化のニュースを見ても、実感が湧かなくて
大変だな・・・と思うだけ。

でも、色んな地域や国を歩いて
自分の好きな人や好きな景色、好きな地域が増える度、
それらが損なわれることは望まないし、ずっと元気でいてほしいと思いました。

そんな風にして、自分の「好き」が増えるたびに、それらを守りたいという気持ちが芽生えました。

大切な人が笑顔でいてほしいように、好きな地域も、好きな景色も、そしてそこで暮らす人々も、ずっと元気であってほしい。
「好き」を守るためにできることがあるのなら、それに手を伸ばしたいと思いました。

それがきっかけでした。
私は消費や選択の裏側を想像するようになりました。
ただ便利だから、安いから、かわいいから、というだけで選ぶのではなく、「これは誰を、何を笑顔にしてくれるだろう?」
「使っては捨てて・・・の生活は便利だけどいいのだろうか?」
いろいろと考えるようになりました。

私が提案する「ためになる生活」は、そんな思いから生まれました。

きれい事や理想を語りすぎることは時に敬遠されますが。

最近はまっている「民王」のドラマの中の台詞に

ある社長がこんなことを主人公(菅田将暉)に言うシーンがあります。

その言葉が妙に心に刺さりました。

確かに、理想だけを語って行動が伴わなければ意味は薄いかもしれません。だけど、理想を語らず、目の前のことだけで済ませてしまうのはもっと寂しい。

だから私は、自分が思う「ためになる生活」という理想を語るだけでなく、それを形にするために行動したいと決めました。

まだまだ小さな取り組みかもしれません。
でも、一歩一歩、できることから始めて、周りの人たちと一緒に、誰もが笑顔になれる未来に少しでも近づけていきたいと思っています。

私のプロジェクトや活動が、小さなきっかけとなり、誰かが「自分もやってみよう」と思ってくれたら、それ以上に嬉しいことはありません。

少しでも共感していただけたら嬉しいです!

皆の応援が私の勇気になります!

インスタでは活動の様子を随時、綴っていきます!
引き続き、温かく見守ってくださると嬉しいです!

スールラテール店主 ひなたより

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