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処女を捨てられなかった話
※誰かを批判するつもりはないです。処女に何かしらコンプレックスを抱いて悩んで、いろいろと調べている人に向けて、この記事を読むことで悩みが少しでも解消できればと思い書いています。
ことの発端
処女膜を広げる努力をしているように見えないと言われた。
この一文から察せられるように私は処女だ。
そもそも処女膜とは
処女とは性行為をしていない人を指す。そして処女膜と呼ばれるものは膣の手前にある部分を指す。
膜と呼ばれているが、プリンの蓋のビニールのように完全に閉ざされているわけではない。膜のように広がっているが周囲には隙間が空いており、月経の血が流れるようになっている。つもり、裂け目がある穴なのだ。
処女膜を広げるとは
処女である場合、穴を広げる必要があると私は思い込んでいた。
性体験はもちろんのこと、性体験を語る友達はおらず周囲に相談できる人はいない。もっぱら情報源はインターネット上の相談掲示板。
とりあえず「初体験」と調べると出てくる。「痛い」の文字。
「激痛」「血がとまらない」
脱処女、初体験と調べるとマイナスな感想がたくさん出てきた。
でもみんな乗り越えている。そんな体験を乗り越えるべく、私には何ができるのか調べた。
「まずは指や小さなものから広げていこう」
受け入れる側として指から広げていくことが必要だと知った。
初体験への試み
自分で広げていこう。そう決意したものの現実はうまくいかない。
十分に濡れて状態は整っているはずなのに、すぐ手前で拒まれているように入らない。何回か繰り返しても一向にうまく進まない。
自分自身ではうまくいかない。
そこで相手に相談したところ「挿れようとしたらはいるでしょ笑」の一言。
タブレット片手に半笑い。怖い。
目の前のもので調べられるのに笑う姿が不安をあおった。
以前一緒に調べようとしたが、嫌になったのかすぐにわからないと放り出していたこともあり深く追求できなかった。
そこから何回かいきなりは入らないと説明しても「まあはいるでしょ」の一言で片づけられる。
これから初体験を控えている人たちへ
もし悩んでいるのであれば相手に期待はしない方がいいとだけ伝える。
痛いものは嫌だ。出来る限り、未知なる痛みは避けたいだろう。
その痛みを十分理解し、できる限りの気遣いができる人もいるかもしれない。
しかし、自分が挿れることができればとしか考えていないひともいる。
今回の経験で思ったことは
・処女であることは隠した方がよかった
・必要以上に初体験について調べなければよかった
・こちらの意見に耳を傾ける姿勢がみえない、相手の言動に不安をおぼえたら早めに逃げればよかった
以上の三点だ。
もし初体験に不安半分、期待している気分のところ水を差すようで悪いが、相手がリード、優しい気遣いを持っているであろうという甘い幻想は捨ててほしい。
もし相手がとてもやさしく考えてくれる人であればよかったと安堵し、そうではなかったとしても人間不信や女性としての自信まで失う必要はない。
この記事にたどりついた人には耐性がついてくれればいいなと思う。