定年後の心境
#7
定年は無欲の境地。
サラリーマンの多くは、毎日仕事を一生懸命し、お金を稼ぐ事に必死になり、社内で出世争いをし、妬みや嫉妬の渦の中で日々を過ごす。体も心もヘトヘトになっている。ビジネスの世界は競争社会だ。一瞬の油断もできない。大袈裟かも知れないが、どうだろう、当てはまる方は多いのでは。
しかし定年を迎えると、サラリーマン社会での競争から離脱する。欲望が無くなる。無欲状態になるのだ。
この無欲状態というのは実に心地良い。もう自分を守る必要がなくなる。これは凄く気持ちが良い。
サラリーマンで頑張って頑張ってきた先には、心地良い世界が待っていた。これが定年だ。とても魅力的な世界だ。
だからと言って、これは決して、人生を諦めたおじさんの境地では無い。
仕事を頑張り、やり切ったからこその境地である。やり切らなかったら、決して辿りつけないだろう。
50代に突入した私は、定年までとにかく仕事を頑張ろうとやり切ってきた。
だからこそ、「心地の良い」境地にたどり着くことができた。
さあ、サラリーマンのあなた!定年まで頑張ってやり切ろう!きっと心地良い境地が待っている。