はりねずみ

気になるもの、好みなもの、留めたいもの

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最近の記事

ドラマ|カルテット

現実と虚構のはざまの適温がぬくい レモンありますねからサンキューパセリ 集まったカルテット4人組の食事シーンの会話劇が印象的で心地よい。食事で自分が思っている普通は、同じ環境で育っていない他人にとって普通ではない。 唐揚げにレモンかけますか? アジフライには醤油ですかソースですか? 唐揚げのパセリ見てますか? レモンありますねって言ってほしい家森、気にしないすずめ、普通にかける別府、レモンかけたくない巻夫、レモンかけ続けた巻妻。言われないと気づけない、言われても大したこと

    • 花 '24秋|IKERU

      現代の文脈に合わせ、教育とビジネスの世界でキャリアを積まれた山崎繭加さんが、いけばなの教えはビジネスの分野で必要とされているとの想いで立ち上げられたIKERU。ひょんなことから機会があり何度目かの参加。 ワークとしての参加ではなく個人での参加で、ゆるりとした空間で花をさわれる。 ◆TODAY'S FLOWER バラエティある花材の中で、今回はススキの穂が美しいパープルで彩られており一番かわいかった(一番適当にいれたけど)。枝物とキクのオレンジが秋を感じさせてくれる橙の色づ

      • 映画|プリティ・ウーマン

        なんだかんだ美しいものがみたい 映画だけみた 新国立劇場のブロードウェイミュージカル『プリティ・ウーマン』をみることになった。有名なあの音楽は学生時代に演奏したことがあるが、肝心の中身はまだ知らないまま。 名作映画2時間は見るのに心のハードルがあったが、こんな契機もなければみないだろうとようやく重い腰をあげた。 エドワードがヴィヴィアンを高級ホテルビバリー・ウィルシャーへ連れ込み、セレブリティな客達やホテルマンらが好奇・蔑みの目でヴィヴィアンを一瞥する。 高級ブティック

        • アニメ|時光代理人

          予測か一発変換できないとつらい 異文化コミュニケーション逆輸入10点 処々の異文化は感じつつも、中国アニメがアニメとして面白く2期まで一気に駆け抜けた。 日本アニメを楽しむ留学生の気持ちを垣間見れたか。本家中国版では中国語の発音が異なるキャラもいて地域性を感じれたりするよう。かつてロシアのチェブラーシカのアニメから当時の情勢を踏まえ考察したレポートをまとめたことがあるが、本編とは少し離れた文化側面を覗ける楽しさがある。  1.春巻きはおにぎり  写真1枚目は『01 エマ』

          漫画|ACCA13区監察課

          臭うし害悪、でもアイコニック 組織に生きる、男たちの“粋”様 引用をアニメ版ACCAから用いたが、原作漫画の方の紹介文は決まって「男たちの"粋"様」とある。字面のかっこよさは強いが少々ひっかかる。 この物語のキーマンとなる女性、モーヴ本部長を忘れてはいけない。ある意味組織から外れる動きをとるが、最終的にはトップとなる人材だ。 馴れ合いを感じさせず、自分の心に従い、探り、動き、人を惹きつける。主人公も惹きつけられている女性だ。 モーヴは例えると分かりやすいバリキャリタイプ女

          漫画|ACCA13区監察課

          映画|ラストマイル

          労働意欲は減り物語への関心は高まる 冒頭とラストの0と1の世界 ドラマ『SPEC』での東京を上空から警察庁の俯瞰した画と機械的な音が挟み込まれた演出を彷彿とさせた。 あの演出は物語(フィクション)と自分のいる現実世界の分岐のスイッチのようで、すき。 『アンナチュラル』『MIU404』の音楽 両ドラマはストーリーもさることながら音楽(サウンドトラックのほう)の存在感が大きい。米津玄師のLemon/感電につながるタイミングも秀逸だが、アンナチュラルのコインの落ちる音、MI

          映画|ラストマイル

          旅行|のんびりダナン

          『嘘つきアーニャの・・』の感じで、 のんびり坊やのダナンくん。 Day1 ダナン中心地|暑さで食欲減退ダナン空港到着後、一歩空気を吸うと体内も亜熱帯。さすがの熱帯モンスーン気候。お昼時間に着いてランチ一発目!の構想は早速崩れさる。 一人旅の利点は臨機応変なる予定の変更だ。 事前にみていたお店リストで旅女子が映えスポットとしてUPしていたカフェは、ドリンクオンリーでフード無しのためまあ暇があったらね、くらいの気持ちでマークしていたが、実際何が役に立つかは分からない。 ダナン最

          旅行|のんびりダナン

          はじめのいっぽ

          気になるもの、好みなもの、留めたいものを言葉でアウトプットしていく。 文章をしたためたい理由はさまざま作れるけど、そのとき芽生えたものを忘れずに残しておきたかった、というのがしっくりくる。 薄れていくし。 書き留めていきたいものたち 旅行 2018年から1年に1海外を目標とし、コロナ禍で早々に断念。でもまたやる。 本 幼い頃は作家に憧れ、編集者に憧れ、ただの読み手となった。 映画 映画好きの人からランダムにおすすめを借り、好きなものが見つかった。マニアの人ってい

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