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移動スーパー(R7.1.22)

珠洲市役所の前に、道を挟んで「飯田わくわく広場」という広場がある。
ここに定期的にトラックの移動スーパーが現れる。
だいたい11時30分~12時30分の1時間はお店を開いているみたいだ。

平日は12時になると周辺の住民の方を中心に、お弁当やお総菜を買われる方が移動スーパーに歩いているのを見かける。
自分もお弁当を買うために行ってみた。

スーパーは楽しそうな音楽を音響スピーカーから出していた。
小さな階段を上がるとお客さんは2人いた。
大きいトラックだが、中は通路の両サイドが商品棚になっており、5~6人居ると狭く感じる。
だが、品揃えは豊富で菓子パンやお弁当、お惣菜だけでなく、野菜や魚介類、お肉といった生鮮食品も大型冷蔵庫にたくさんある。
お惣菜も魚中心で、能登半島の地域性が垣間見えた。どれも美味しそう。

特にこちらのアジフライが美味という(同僚談)。
ここで夜ご飯のためのお惣菜を買うのも一つの手だろう。

写真:販売車内

実は、以前からこのスーパーを利用している。
車で近くまで来た時に開店しているとたまに覗く。

去年の10月、一度店員さんに話しかけたことがあったっけ。


「弁当美味しいですね!地震や豪雨みたいな災害が起きたころから、定期的に開店されてるんですよね」

店員さん
「弁当ありがとうございますね!そうですねえ、地震が起きて少ししてからの開店だったんですけどね。地震が起きたときはスーパーどこもやってなかったですし。」
「ここの広場って前は避難所だったでしょ?ここの広場と、ほかの避難所とか仮設住宅を回ってるんですよ。市内ってお年寄りが多いじゃないですか、、足が悪いとか車が無いとかで遠くのスーパーまで買いに行かれないとか聞きますし、、」

「そういうのを聞いたり、目にすると自分たちも来なきゃって思いますよね。スーパーが開き始めた今でも買いに来られる方はいますよ。」

この話をした後に、近所の年配の方たちがゆっくりやってきて、お互いに生活のことなどを話していた。ここは地域の拠り所になって、地域を支えていると思った。

そんな思いをはせて、私はお弁当とアジフライを片手に職場に戻っている。




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