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縁結びの聖地「恋路海岸」と金沢カレー(R6.10.12)


恋路海岸

今日は土曜日。天気も良いので、珠洲市の景勝地「見附島」のすぐに近くにある「恋路海岸」を訪れた。
珠洲市の地元の方からも綺麗な海と島があるから見ておいで!とおすすめされた場所だ。

波が穏やかな恋路海岸は伝説が残る海岸です。その昔、深い恋仲となった2人の若者、鍋乃と助三郎がいました。鍋乃に思いを寄せる恋仇の男の罠のため、助三郎は海の深みにはまって命を落としてしまいました。鍋乃も助三郎の後を追って海に身を投げ死んでしまうという悲しい恋の伝説から、いつしかこの地が「恋路」と呼ばれるようになりました。この2人をしのぶモニュメントや鐘、銅像が設置されています。沖には弁天島が浮かび、恋路海岸から見附島(珠洲市)までの3.5キロの海岸線は、「えんむすビーチ」と呼ばれています。

https://www.hot-ishikawa.jp/spot/detail_5311.html

珠洲市街から車でほんの15分。途中、「見附島」の標識を横目にみながら、車を進めると「恋路海岸」の看板がある。

写真:看板

浜辺横の駐車場に車を停める。観光スポットとして知られているため、ベンチや駐車場はよく整備されている。
海に面したエリアには民宿もあった。
一部は地震の影響だろうか、歩道の隆起や建物の外壁の破損がみられる。

写真:恋路海岸付近の歩道


青く澄んだ空の下、沖合にポツンと島が見える。小島は内浦で特有の穏やかな波の上に佇んでいた。

浜辺に行って、近くに寄ってみる。
この小島(「弁天島」)には水に浮かび、波しぶきを受けながら立つ鳥居があった。干潮時には砂浜を渡って向こうに行けそうなくらい、浜辺から近い。

鳥居×島の景色はとても好きな景色。神秘的な風景に見惚れて、しばし砂浜の上で眺めていた。

写真:弁天島

能登半島最北端で味わう「金沢カレー」(恋路アルバカレー)


弁天島を眺めてお腹が空いてきた。この時点で12時30分くらい。
恋路海岸に車を停めてからすぐの「恋路アルバカレー」にお邪魔した。
本日、もう一つの目的地だ。

階段を上がって2階の店内に入る。
「いらっしゃいませー!」

元気のよい挨拶。店内はカレーのいい匂いに包まれている。
ダークブラウン色の壁板とカウンターテーブル、重厚な椅子と柔らかい照明のあるそのお店はおしゃれなカフェのようだ。

店員さんは3人。2人はすごく若い方だった。
既に先客がカウンターに1人。

朝食をとっておらず、昼を回ってお腹がかなり空いていたのでカツカレー大盛を注文してみた。

千切りキャベツが添えられ、比較的濃い色のルーとロースかつのトッピングがあり金沢カレーだ。
ソースは各自で付ける感じ。
口に入れるとルーはドロリとして濃厚であり、うまみが熟成されている。美味しい!
カツもジューシー。これはやみつきになる。

写真:カツカレー大盛

カレーを食べているときに、お店の方とすこしお話させていただいた。

令和5年から開店準備を進めていた最中に能登半島地震に見舞われて作業が中断。それからなんとか復旧しつつ、令和6年9月18日にオープンしたが、能登半島豪雨に見舞われ、裏手の山からの出水で1階の駐車場の浸水被害があったそうで、2度の大災害に見舞われ大変だったようだ。

店内を見渡すと、当店の取材記事がラミネートフィルム加工されて端っこに掲示されていた。

「豪雨もあったけど、地元の人も頑張っているから、自分たちも頑張らないと!と思って続けています」

元気に話してくれた。

珠洲市付近でがっつりカレーを食べることができる貴重なお店だ。
こちらにいる間には通ってみよう。

「ご馳走様でした!美味しかったです!」
そう伝えてお店を出る。

今日はいい景色と食に出会えてよかったと思った。









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