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般若心経まとめ〜幸せと人生の目的〜


今回親しい方から般若心経の写経をいただき、いろいろ考えて、気づいたことを書きます。

不生不滅、不増不減、不垢不浄はとても良い言葉ですね。

この12文字は世界の全てを表していると思います。

まず不生不滅。
これは全ての事象には始まりも終わりもないということ。
何故なら物事の始まりを特定できないから。

"もしこの聖なる星が降る夜が
最初から存在しなかったのなら
あの真っ白な世界を
朝とは呼ばないわ"
(セカイノオワリ、不死鳥)

朝はいつからか、夜はいつからか、特定できませんね。

始まりがないものは終わりもない

この4文字は時間のことを言っています。

続いて不増不減。
これは全てのものは繋がっていて一つであるということ。

水を飲んでも排泄しても総量は同じ。

私もあなたも一つ。
私は世界と繋がっていて一つ。

この4文字は空間のことを言っていますね。

最後は不垢不浄。

これは綺麗とか汚いというのは相対的なものであって、絶対的に綺麗というものはないということ。

あなたの敵は、誰かが愛するヒト。

良い悪い、大きい小さい、美味しい不味いなどの形容詞は、言葉を持つ我々が勝手にラベルを貼っているだけ。

この4文字は意識のことを言ってますね。ラベルを貼れるのは意識があるものだけだから。

以上、不生不滅、不増不減、不垢不浄の12文字は、時間、空間、意識のことを示していますね。

これは世界の全てだと思います。

ただし、ここで疑問が出てきます。

私の身体は他人と繋がっているが、私の意識も他人と繋がっているのか。

この問いに答えられる人はいないでしょう。

だって意識のことは現代科学でも何も分かっていませんから。

ここからは私の考えです。

自分の精神をどこまでも拡大し、他人も、世界も包みこめば、自分の精神と他人の精神は精神的に繋がります。

自分の中に他人を想うとき、その人の考えが何となく分かる気がします。

自分の中にいる人は、愛おしいし親近感がありますよね。

その状態が、思いやりであり、愛であり、感謝だと思います。

自分の外で他人を思うとき、その人は敵であり、その人の考えは一切分かりません。

自分の外にいる人は、嫌悪感を抱きますよね。

例えば電車内の他人を見渡すと、正直、目ざわりですよね。

この状態が、嫌悪であり、憎しみであり、苦しみだと思います。

でも電車の中に偶然知人を見つけると、急に嬉しくなりませんか。

これは、頭の中にいる人に対しては親近感を持ち、そうでない人には嫌悪感を抱くということだと思います。

どちらの状態が良いですか。

勿論親しみを感じる方が良いですよね。

どうすればそうなれるか。

簡単です。
精神の壁を無くすだけです。

精神の壁をなくせば、一瞬で精神は宇宙大になります。

肉体の壁は無くせませんが、精神は簡単です。

その瞬間、全ての他人やものは自分の精神に内包され、全てのものが身内になるでしょう。

やってみてください。

何となく、赤の他人の存在に親しみを感じませんか。

自分の思い込みを変えるだけで、自分の感情は変わると思います。

般若心経は深いし素晴らしい

それでも謎は残ります。

ではこの精神とは何なのか。

これは過去全ての人類は答を出せていないので、今後も謎のままでしょう

世界のことが全て分かっても、最後まで分からないのが自分の精神。

こんな謎の人生を経験できているこの奇跡には、感謝するしかないでしょう。

有難うという漢字は、有ることが難しいと書いてあります。

恐らく、この精神が存在する謎のことを示している気がします。

まとめます。

不生不滅、不増不減、不垢不浄は、

全てのものは時間的にも空間的にも

一つであることを理解した上で

精神的に世界を包み込めば

全ての人やものや事象に感謝でき

人生の本当の幸せを感じられるよ

と言っているのだと私は考えています。


そして、その本当の幸せを感じることが、人生の目的だと考えてます。


©2024 Makoto Sahashi

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