お客さまが喜ぶ販売方法ってなんだろう?店舗から可能性を広げたくて始めたECで“1ヶ月100万円”の売上も
こんにちは、クックパッドマート営業の河村です!このnoteではクックパッドマートに出店していただいている生産者や専門店に、ECでの販売で工夫していることや成功事例について伺います。クックパッドマート出店をご検討中の方も、既にご参加いただいている方も、ぜひ活用のヒントとしてご参考いただければ幸いです。▷クックパッドマートとは?
第3回:築地魚河岸 丸集さん
(インタビューにご協力いただいた徳永さん)
<営業 河村の推しコメント>
クックパットマート開始当初からお付き合い頂いている丸集さん!店舗では様々な産地のウニを販売されている目利きの仲卸さんです。クックパッドマートではお魚だけではなく、お肉も販売してくださりいつも”ユーザー目線の商品作り”に驚かされます!従来のやり方にとらわれず常に新しいことへ挑戦し続ける姿勢がとても魅力的な事業者さんです。
お話を聞いたのは「築地魚河岸 丸集」さん
Q.まずは丸集さんと徳永さんについてお聞かせください。
徳永さん:丸集は70年以上前に鮮魚の仲買から始まり、現在は大田、築地に店舗があります。豊洲、横浜、大田、川崎市場での買参権があり、競り場で直接仕入れが出来る事ができる事が強みです。
毎日競り場で目利きをした仕入れと、全国の漁港との直接のネットワークで、納得のいく新鮮魚介類を皆さまにお届けしています。
私はもともと別の会社で仲買をしており、そのご縁で丸集を紹介していただきました。それがちょうど丸集小田原橋店を作るタイミングで、店長を務めることになりました。
お客さまの喜びのため、思いやシーンに合わせて鮮魚をご提案する
Q.この仕事のやりがいや、普段こだわっていることを教えてください。
徳永さん:競りはとても早いので、仕事は朝2時半に始まります。仲買だけでなく店頭で一般のお客さま向けに販売をすることと、繁忙期は帰宅が夜の11時と拘束時間が長いこともあります。それでもやりがいをもって継続できるのは、自分が目利きしたものがお客さまに「美味しかった」と喜ばれたり、ご贔屓にしてくださる飲食店の人気が上がったりすることが何よりもうれしいからです。
大変さよりもずっと楽しさやうれしさが大きいんです。
私がお客さまと接する時、大切にしていることのひとつは「品質と価格のバランス」です。安ければなんでも良いでもなく、いくら高くても欲しいというのでもなく、お客さまも私も納得がいく形で購入していただきたい。
またお客さまの購入理由や求めるものに合わせることも大切です。特別な日なのか、いつもの食卓なのか、天然物と養殖どちらが好きかなどによって、お勧めするものは変わってきますから。
(ある日の店頭に並んだ水産品)
デイリーユースな量・価格・プロモーションが選ばれるコツ
Q.クックパッドマートに参加したきっかけは何ですか?
徳永さん:クックパッドマートに参加したのはちょうど2年前ごろです。お客さまとのつながりを店舗への来店きっかけだけでなく、他にも出会える軸足を増やしたかったんです。同じ理由でLINE公式アカウントとUber Eatsも運用しています。
販売方法の軸足が多いと売上が安定し、コロナ禍でも事業を成長させることができました。
Q.販売時に工夫されていることは何でしょうか?
徳永さん:工夫しているのは、それぞれのお客さまに合わせて接点や販売の方法を変える点です。例えば築地で買い物をする人は、飲食店の方や週1回だけ訪れてまとめ買いをする方が多いのでお支払い単価が高くなります。
クックパッドマートはデイリーユースの方が多いので、量と価格を小分けにしてお試ししやすくしています。分割するひと手間はありますが、それで初めてお客さまの手にとっていただけます。
プロモーションでも「数量限定」「脂バッチリ!!」「超希少」など商品の特徴を提示したり、スーパーマーケットには並ばない品揃えにしたり、差別化を図っています。
(クックパッドマート上の築地魚河岸 丸集さんの店舗ページ)
人を増やさず1ヶ月100万円売上も目指せるクックパッドマート
Q.クックパッドマートを始めて変わったことはありますか?
徳永さん:まず私たちの仕入れ内容が変わりました。一般のお客さまのデイリー使いを意識することで、仕入れ先も、仕入れる鮮魚の幅も増えました。市場にいるプロの感覚にとどまらなくなったので、“丸集の視野と可能性”が広がりました。
そしてなんと言っても、圧倒的にお客さまに出会える機会が増えました。私たちの店舗は3名体制で店舗販売だけではお客さまとの接点に限界があります。クックパッドマートに参加して、その数が一気に何千人になったんです。
時間がある時に商品を登録するだけで「定番メニュー」ができて、それを多くのユーザーさんが見て買ってくれる。自分たちが知らないうちに、クックパッドマートというプラットフォームに営業してもらえるということです。
丸集のファンが増えた実感があるだけでなく、実際に1ヶ月100万円近く売上が出ることもあります。これは、このプラットフォームなしにはあり得ません。人員を増やさなくても、少ない人数でも売上を作れる可能性があります。
だから、多くの同業者の方にもぜひ使っていただきたい。
Q.クックパッドマートの活用方法に悩んでいる方へアドバイスはありますか?
徳永さん:「どんなふうに活用すればいいかわからない」「もっと売上をつくりたい」ということであれば、売り方の工夫を試していただきたいです。お客さまに合わせて商品を変えて、何が人気か試してみたり......。それができれば、しっかりと実りが出せるサービスかなと思っています。
(左:「丸集のお刺身3点セット」、右:ユーザーさんからのレビュー)
Q.クックパッドマートの課題と感じることや、さらに期待していることはありますか?
徳永さん:欲を言うと、チルド商品だけでなく冷凍商品が売れるようになる、お届けのタイミングを選べるようになったら嬉しいですね。鮮度保つために瞬間冷凍をしている商品は解凍しないままに。また、その日に食べて欲しい仕入れたばかりのお刺身はその日のうちにお届けしたい。
鮮度が売りなので、より多くの新鮮な商品をお届けできれば嬉しいです。
首都圏全域にこだわり食材を毎日届けられるECプラットフォーム
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