宮沢賢治の世界
岩手県 盛岡
銀河鉄道の夜、注文のおおいレストラン、セロひきのゴーシュ、貝の火などなどどこかで読んだことはあるだろう。
しかし、大人になって読んでみる童話はまた全然違ったカオだった
優しくも悲しく少し冷たい物語に僕は思った。
熱狂的なファンでもなければ、数えるほどしか読んでない。むしろ、子供向けの薄い本でしか読んでないです。。。
それでも、宮沢賢治が生きてきた場所に足を運べたのはよかった。
車で那須から4時間30分。まさかの雪で通行止めを食らって結局6時間かかっての到着。
到着するまでに僕は既に感動していた。
冬の空気による視界の広さ、綺麗さもありながらの、ホワイトアウト寸前の怖さ。
山からの吹きさらす車が揺れる程の風。
道を走る生き物のような雪達と、舞い上がる雪達。
遠方に見えるのは雲ではなく、雪埃のカタマリ。つらら、氷塊。
美しさとは裏腹にある怖さ、醜さ。
こんな厳しい冬でもいつかは終わりがきて、また暖かな春がくる。
そう思えたらなんだか温かな気持ちにもなり、沢山の人に愛される宮沢文学に通ずる何かを勝手に思わずにはいられなかった。